日本代表・11月テストマッチメンバーセレクションについてジョセフHCが答える | Rugby Japan 365

日本代表・11月テストマッチメンバーセレクションについてジョセフHCが答える

2018/10/02

文●編集部


1日、11月から行われるラグビー日本代表テストマッチに向けたメンバー発表が行われバックアップメンバーを含む35名の選手が名を連ねた。記者からはセレクションについて個々のポジション、選手について質問があがった。

「SOを育てるには時間がかかる。山沢はジャパンファミリーの一員」

――キッキングゲームをするということですが 山沢が得意ですが彼を選ばない理由は


ジョセフHC キックを駆使することは大事ですが、田村が(日本代表では)長いこと10番をやっていてゲームも戦い方を理解しています。彼が日本で一番の10番だと思っています。その次に来るのは松田で、パナソニックで10番をなかなかできていないですし、これまでスタートで起用することができてないが、彼は素晴らしいラグビー選手でキック力も非常にあります。

山沢はもちろんジャパンファミリーの一員です。昨年はARCに帯同しましたし、ヨーロッパツアーでも経験を積ませました。ケガ明けから(トップリーグで)2〜3試合いいプレーをしています。全員重要な選手だと捉えています

SOとして招集が期待された山沢拓也。ベストパフォーマンスを継続して今後もアピールし続けていくしかない

SOとして招集が期待された山沢拓也。ベストパフォーマンスを継続して今後もアピールし続けていくしかない

――山沢をメンバー入りさせなかった理由は?


他の選手のほうが彼より上だと判断したから選びませんでした。他の選手の方が経験値が高いし、田村はテストマッチの経験が豊富だし、松田も(昨年の)ワラビーズ戦で先発しました。また(他の選手と)より多くの時間を過ごしてきました。山沢はトップリーグでいいパフォーマンスを見せていますが、オールブラックスとはレベルが違います。

非凡な才能を国際舞台で発揮するチャンスもそう遠くはない

非凡な才能を国際舞台で発揮するチャンスもそう遠くはない


10番を育てるには時間がかかります。忍耐力も必要です。山沢のような若い選手に、いきなりこのような高いレベルの試合をぶつけることは彼の成長にとってもあまりもよくない。本当に時間かかります。今まで私はいろんな10番を指導してきました。多くのポテンシャルを20〜22歳で発揮している選手が居ましたが、本当に花が咲くのは20代中盤からだと思います。彼は将来有望な選手だと捉えています。

梶村は4番手のCTB。堀越はこのチャンスをものにできるかどうかにかかってくる


――梶村は12番なのか13番なのか。


どちらかまだ判断しかねているところです。センターは非常に経験豊富なメンバーが揃っています。彼は4番手のCTBとして考えています。今回、梶村は日本代表のチーム入り初めてですし、トップリーグも初年度です。しっかりと機会を与えて検証していきたいと思っています。


サントリーではHOではなくPRにポジションを変更して出場。

サントリーではHOではなくPRにポジションを変更して出場。


――堀越の評価は? 日本代表ではPRかHO?


2つのポジションできるということは質の高い選手で、ポテンシャルがある選手です。HOとしてのポテンシャルがあると思います。現状、トップリーグでは1番でプレーしていて彼の優位性を活かしていない。PRとしてもそこまで体格は大きくない。でも彼はタフさ、スキルを兼ね備えています。彼は我々のプラン通りだけできる能力があると思います。

梶村のように空いた穴を埋めるチャンスが舞い込んで来ているので、W杯のメンバーに入るかどうかは、今後、(彼が)機会を自分のものにしていくかどうかにかかっている。チームに入らないと評価できないので、今後、彼といっしょにやるのが楽しみです。

 


――6月からFWメンバーが多く交替しましたが、その理由は?


何名かはケガで入らなかった選手もいます。セレクションというのは現状のパフォーマンス、入ってくる選手たちの状態に依るところがあります。誰かより劣っているというより 勝っているというところがあればそこを見ます。最近の試合を見てコーチの目を引くようなパフォーマンスや取り組みを見て、持っていた印象を変えることもあると思います。あとは選手の学ぶ意欲、スキル、アティチュード(取り組む姿勢)のところをすべて考慮して選んでいます。


「SHに求めるものは、スキル、スピード、アンストラクチャーでの判断ができること」

――SHは茂野選手が復帰しました。


9番は我々のチームにとって非常に大事なポジションです。その大事なポジションに有能な9番が5人いてありがたいと思っています。それぞれが違うもの提供してくれています。

トップリーグでも好調なところを見せる茂野がメンバー入り。

トップリーグでも好調なところを見せる茂野がメンバー入り。


我々がSHに求めているのは、スキル高く、スピードあり、アンストラクチャーで判断できる選手です。他の選手と比べて茂野は僅差ですが、今回は茂野に機会を与えました。田中、内田 神戸でいいプレーをしている日和佐、流もそうですが、誰も(定位置を確保しているという意味で)絶対ではない。前回の和歌山合宿で5人全員を見る機会があり、今回の決断にいたりました。

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ