6日、アイルランド戦との試合を終え、FB松島幸太朗がオンライン会見に応じ、試合を振り返った。防戦一方という展開。セクストンの精巧なゲームマネジメント、アイルランドのパフォーマンスが素晴らしかったという印象もあるが、それでも勝利をもぎ取るためには試合の中で順応していかなければならない。松島は「トライ後のハドルでも言ってはいたが、なかなか(修正にむけた)行動に移せなかった」と試合を振り返った。
ボールロストが多すぎた。クイックボールも出せなかった
――相手の戦いぶりに関して感じたことは?
僕たちはキックしてくると予想していて、アイルランドが真逆のことをしてきた。そういう戦術かもしれないですし、アタックの戦術を変えていきたいという思いもあると思う。でも結局、そこにプレッシャーを与えられなかったので、そこでやられてしまった。80分を通してやられてしまった。今のジャパンには、修正能力が今後大事になっていくんじゃないかなと思います。
――相手のコンタクトの強度は
そんなにめちゃくちゃ強いという印象はないが、相手はアタッキングの部分でうまさが出ていた。こっちがタックル絞りづらいというところで、タックル成立できなかったりラインブレイクされたりした。ディフェンスのノミネートや、しっかりと一人目のタックラーが相手のキャリアにタックルできずオフロードされたりしていた。ディフェンスに関してはそこですかね。
(ボールを持ったときは)ボールロストが多すぎた。ラックの寄りが遅かったりというのもありますし、単純にボディーハイトが高くてボールに絡まれて、すぐにボール出せなかったことが多かった。まずはそこから来週やっていかないと、という感じです。
――ディフェンス苦しい中でもターンオーバーしたが攻撃できなかった要因は?
ちょっとみんな(ラインが)浅いというのもありましたが、すぐに外にもっていくのではなくて真っ直ぐ当たってしまって絡まれてしまってターンオーバーが結構あった。スペースに運ぶというところでは相手のターンオーバーを有効に使えなかったのでは。相手のリアクションがはやいのはありましたが今まで、スペースに運ぶというところは変わっていないので、個人の判断でつっこんだり、外から声が伝わっていないところもあると思うので。
――ペナルティーが多かったが、その要因は
自分たちの寄りが遅いことがノットリリースにつながっている。寄りが遅すぎるというところがあるんじゃないかなと思います。レフリーと話すべきもあって、レフリーにもプレッシャーかけるべきところもあるので、そこはキャプテンのところでやるところだが、そういったのも今後やっていかないといけないかなと思います。