6月10日、フランス・ASMクレルモン・オーヴェルニュで2シーズンプレーした松島幸太朗がフランスからオンライン会見を行った。2年契約が満了となり、帰国することを決めた松島。フランスでの経験、学び、そしてどのような成長を感じたのか。取材陣から多くの質問が寄せられた。余すことなくお伝えする。
現地で試合をしているという強みもあるし、フランスの雰囲気、ファンの雰囲気の前でもやっているので、そういう経験が(ワールドカップでは)大事になってくる
――今季を振り返って
今季はケガに始まってケガに終わったので、思うような終わり方、始まり方ではなかったが、2季目にして自分の成長をしっかり感じ取れたシーズンだったので、悪くはなかったと思います。(具体的にどこが成長?)メンタルのところだったり、プレー中だったりで余裕を感じられるようになった。
1年目のシーズンからプレッシャーのある試合というのを何試合も出てきて、試合を重ねるごとに経験になっているところか、やっぱりそういった自信にもなってきたと思います。
――日本とフランスリーグの違い
まずフィジカルが違うのと、展開ラグビーもしますし、フィジカルプレーで攻めてくることもありますし、キックも圧倒的に多いというところで、いろんなバリエーションがあるリーグなんだなと思いました。
――松島選手もバリエーションが増えた
基本的にプレッシャーをかけてくるのがフランスのラグビーで、ミスをしっかり誘ってくる。自分で考えないとそのプレッシャーにつぶされてしまうので、よく考えてからプレーするところが多くなりました。
――今夏、外から日本代表を見る形だが、注目していることや選手は?
いろんな新しい選手がいるので、新たに僕のポジションで、そういうキープレイヤーが出てきたら、自分にとっても脅威ですし、その分、モチベーションが上がって自分も頑張らないといけないなという気持ちになる。来年、W杯なので、毎試合、出し切ってほしいなという期待があります。
――W杯に向けてフランスリーグの経験は
やっぱり現地で試合をしているという強みがありますし、経験している強みもありますし、フランスの雰囲気、ファンの雰囲気の前でもやっているので、そういった経験が大事になってくると思います。