次の試合の位置づけは「ライオンズ戦の準備」日本代表25名試合登録メンバー発表 | ラグビージャパン365

次の試合の位置づけは「ライオンズ戦の準備」日本代表25名試合登録メンバー発表

2021/06/10

文●編集部


10日、12日にサンウルブズと対戦する日本代表(JAPAN XV)の試合登録メンバー25名が発表された。特別ルールとして、最大登録人数25名までとし、戦術的に交替した選手が再び試合に戻ることができる。

6月12日・JAPANXV サンウルブズ戦試合登録メンバー

1 稲垣 啓太 (パナソニック)
2 坂手 淳史 (パナソニック)
3 ヴァル アサエリ愛 (パナソニック)
4 ヴィンピー・ファンデルヴァルト (NTTドコモ)
5 ジェームス・ムーア (宗像サニックス)
6 リーチ マイケル ◎ (東芝)
7 小澤 直輝 (サントリー)
8 アマナキ・レレイ・マフィ (キヤノン)
9 茂野 海人 (トヨタ自動車)
10 田村 優 (キヤノン)
11 ゲラード・ファンデンヒーファー (クボタ)
12 中村 亮土 (サントリー)
13 ラファエレ ティモシー (神戸製鋼)
14 レメキ ロマノ ラヴァ (宗像サニックス)
15 山中 亮平 (神戸製鋼)
16 堀越 康介 (サントリー)
17 クレイグ・ミラー (パナソニック)
18 垣永 真之介 (サントリー)
19 ジャック・コーネルセン (パナソニック)
20 テビタ・タタフ (サントリー)
21 ピーター・ラブスカフニ (クボタ)
22 齋藤 直人 (サントリー)
23 松田 力也 (パナソニック)
24 シェーン・ゲイツ (NTTコム)
25 シオサイア・フィフィタ (近鉄)

「限られた時間の中で、自分のもっているものを全力で出すことが重要」ジェイミー・ジョセフHC

――激しいトレーニングをした別府合宿で、どうチームが成長したと感じている?


合宿は非常に成功したと思っている。軽いケガを負った選手もいましたが、トップリーグとは違う強度、違った練習をして、フィジカル、インテンシティーは選手たちにとってチャレンジだった。ケガのリスクをあるが、そういうことやっていかなといけない。それを乗り越えてチームとして団結できたと思います。コロナの影響もあり、選手たちが一緒に時間を使って考えることができた。私たちはこれからしっかり前を向いてエネルギーをもってやっていきたい。

――ノンキャップが13人くらいいましたが、印象は?


新しい選手たちに関しては、合宿で驚いたことたくさんあったと思います 強度、耐久力、グラウンドのオンとオフで期待されていたことなどです。リーチを始めとしたリーダー陣がすごく積極的に、自己責任を持つことをやり、そういった選手たちが成長したと思います。合宿が終わったので 限られた時間の中で、自分の持っているものを全力で出すことが重要だと感じています。


――日本代表の先発組、リザーブ、サンウルブズ組の位置づけをどう考えていますか?


コンディションによっては、ポジションによってはある程度、誰が出るかということに関してクリアになっている。見てみたいポジションもあるし、新しい選手にはチャンスがあると考えています。

――別府からサンウルブズに回った選手はプレーが見たい選手だと思います。サンウルブズに送るかどうか悩んだ選手は?


そこまで考えていない。基本的な日本代表のグループとしていっしょにやってきた選手の13人が、どれだけインパクト出して、フィニッシュできるかを最優先して選んだ。リザーブはセレクションとして、ベンチからどんなインパクトを出してくれるのか、新しい選手もチャレンジになると思うので、どんなプレーをしてくれるか、すごく期待しています。サンウルブズに行った選手たちは 違った環境で彼らが持っているものをどれだけ出せるかを見たい


――先発は2019年W杯組が13人です。


今回、最初の試合なので、ある程度ゲームを理解しているという意味では、2019年W杯組が出る権利があると考えています。合宿でも他の選手に対して自信を持って手助けしたり、労働意欲は素晴らしかった。新しい選手はレベルアップしないといけないし、世界で戦うインテンシティーを上げていかないといけないし、どこまでできるか見たい部分もあります。


――W杯組が13人いる。そのスタイルは変わらない?


多少変更している部分はありまが、チームとしてプレーする形は基本的な変わらない。


――PR具、WTBマシレワの2人の名前がなかったが……コンディション不良?


2人とも合宿中に軽いケガをしてしまった。ライオンズまでの試合まで2週間と迫っているのでリスクを負えない。彼らにはブレイクをあげるということで、今回は休ませることにしました。


――松田やラピースがサンウルブズではなく日本代表のリザーブに残した理由は?


ゲーム時間に限って、そこまで決めたものではない。2人とも日本代表で長く活躍していますし、最初も最後もコントロールしていきたい。ハイテンポなラグビーをしていきたいが、暑い天候を考慮して、過去にもリーダーシップのある選手がベンチから出てきて活躍したこともあるので、そういったことも考えたメンバーにしています。


――先発するW杯組ではないFL小澤、WTBファンデンヒーファーの2人について


2人はかつて(私たちが)コーチしたことあるし、小澤は数年前(2017年)日本代表とセレクションしたが、直前にケガしてチームに入ることができませんでした。彼の良さは安定感あってハードワークする選手で、サントリーでも良いパフォーマンスをしていました。今回のチャレンジは彼がどれだけステップアップしたかということを測るものです。私たちは彼がこの機会をどのように活かせるか、ベストなチャンスで彼を見たいので先発に起用しました。準備期間に自分の役割を理解し、どれだけチームに貢献できるかというのを見たいのです。新しく入ってきた選手にはそのチャンスを存分に活かせるようにスタートから見ることは私たちにとって重要です。ラピースはそのことを既に理解しているし、日本のラグビーを知っているので後半から入ってもインパクトを与えてくれる選手なので(リザーブに入れました)。



ファンデンヒーファーについてですが、私たちには非常に強いWTBの選手たちを抱えています。松島もイギリスから合流しますが、彼はフランスで非常にベストなシーズンを過ごしていました。レメキ は非常に素晴らしい選手ですが、怪我もあって今シーズンあまりトップリーグでプレーができていませんが、今は復帰して、素晴らしいコンディションになってフィットしていますし、強くてハングリーさもあります。そういうわけで、二人のWTBがファーストチョイスとしてあるわけです。ファンデンヒーファーはサンウルブズ戦でも見せたように、ポテンシャルもあることはわかっています。だから先発起用しました。そして、フィフィタや高橋のような若い有望な選手のプレーも見たいです。


――2019年W杯で活躍したWTB福岡、WTB松島の替わりに、WTBファンデンヒーファーとWTBレメキの2人に期待したいことは?


その2人(レメキとファンデンヒーファー)の選手は本当にすばらしい選手だと思います。レメキは非常に日本のラグビーをたくさんプレーしていますエコパのアイルランド戦も出ていましたし、日本のテストマッチを数多く経験しています。(福岡)堅樹がいないことはチームとして大きな損失ですが、時間が進むように我々も前に進んでいます。(堅樹を)失ってから、体重で100kgくらいありジムでも強い、体の大きな違うタイプの選手で、スキルもある、堅樹とはまた違うタイプの選手を選べるオプションが広がったと思います。選手たちに求めていることは特別なことをしてくれといっているわけではなく、自分たちのゲームプラン、役割を遂行することです。どれだけチームのために自分のやるべきことを理解して実行するか、その点に期待しているので、そこをしっかり見ていきたいと思います。


――今回の試合は勝つ、負けるよりも個々の選手がどうプレーしているのか、日本代表のラグビーを理解しているかが大事になると思いますが……。


この試合はすごく難しい試合になる。相手チームはプレッシャーがないし、自分たちの方が期待されていてプレッシャーがある。相手には素晴らしい選手がいて、コーチ陣も素晴らしい。日本代表がこれからプレッシャーの中で戦っていくことになる。そのプレッシャーの中で冷静にコントロールして、プレーしていくことがすごく重要になってくると思います。


――日本代表の重要な強化試合になりますが、サンウルブズの大久保HCと話し合ったことは?


そういう話を一切、していない。自分たちは選手を選考して出しただけです。相手チームは競争心が高く、経験あるコーチ陣もいる。すごく限られた中でチームを作るのは難しかったかもしれないが、お互いタフなゲームをすることが重要。ケガあってもお互いがいっしょにプレーして知っているということで、選手たちを見ていくことにつながる。


――2019年W杯以来のエコパ・スタジアムでの試合となります


2019年のW杯で偉大なアイルランド代表に勝ったという、選手もコーチ陣にとっても素晴らしい思い出があり、そのことは折に触れて話したりします。一方でその2年前に同じアイルランド代表に大敗を喫してしまったので、苦い思い出もあるわけです。だから過去は過去として、今は新しいチームになりましたし新しいチャレンジになります。さらにこの試合の後、これからツアーで強い相手と戦わないといけない。ライオンズ戦は1回限りの対戦ですし、アイルランド代表とも、ワールドカップ以来の対戦で相手も新しいコーチングスタッフで、しっかりと準備をしてくるはずなので、私たちもそれに対応していかなければならない。


――この試合にチームに何を求めているのか


基本的にはライオンズ戦に向けての準備と考えています。その中でも冷静に試合をコントロールしてほしい。特に試合の入りで落ち着けるかというところです。最初の試合ですぐにできることではないが、しっかりと時間を使うことが(テストマッチに向けて)、そこが最初のゴールです。次にフィジカルの部分です。トップリーグのフィジカルとテストマッチのフィジカルは違うので、ボールキャリー、ポゼッションの部分は大切です。そしてミスをしないでベストのパフォーマンスをする。サンウルブズは大胆にボールをまわしてプレッシャーをかけてくると考えています。いろんなことしてくる相手に対応して、チャンス見つけたときに(ミスをしないで)しっかり仕留める。この3つにフォーカスしています。


――代表候補以外の選手たちもサンウルブズにいます。彼らをどう見ていきたい?



サンウルブズの選手たちにはすごくチャレンジです。トップリーグが終わり、自分たちのチームに帰ったり、ケガから復帰して選手、試合になかなか出ていない選手、代表候補の中に入っている選手もいます。トップリーグが終わって、オフシーズンになるが、9月になると合宿が再開します。11月のツアーもあります。今回のツアーの後にもメンバーを発表したいと考えています。その中に、サンウルブズでプレーしている選手たちも入ってくることは大いにありえると思います。



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