20日、ラグビー日本代表は「リポビタンDツアー2022」フランス代表と、アウェイの地、トゥールーズで対戦し、17‐35で敗れ、ヨーロッパツアーを3敗で終えた。前週のイングランド戦で出た課題に対して修正出来た部分と出来なかった部分が試合に現れた。ジェイミー・ジョセフHCは「先週の失敗を修正し、大きなプレッシャーをかけた。素晴らしい観衆の前で自分たちのラグビーをしっかりと体現してくれた」と選手たちのパフォーマンスを評価。ワールドカップまでの10ヶ月、本番にむけた準備状況については「この3年間のうち、2年間はテストマッチの機会が限られましたが、比較的順調に成長してきた」と話した。
坂手淳史キャプテンは「この3試合経験できたというのはすごくプラスになる。また(ワールドカップ本番で試合をする)トゥールーズでできたというのは一番の、観客だったり、雰囲気だったり、すごく肌で感じることができいい経験になった」と振り返った。
「ティア1レベルのチームとの戦いに慣れてきた。ティア1との戦いでは相手は1度しかチャンスを与えてくれない。最終的にフィニッシュまで持っていくことができなかったのはもっと成長していかなくてはいけない部分」ジェイミー・ジョセフHC
――ワールドカップを控えて、2試合を終えた今の正直な感想
最初に、素晴らしいラグビーの試合だったということをお伝えしたい。選手たちは本当にいい結果を出したいと思っていました。先週の失敗を修正し、(フランスに対して)大きなプレッシャーをかけていました。
素晴らしい観衆の前で自分たちのラグビーをしっかりと体現してくれた、好調なフランスチームと対戦することができました。そして、トゥールーズでプレーできたことがすごく良かった。
ティア1と試合ができたことも良かった。ここ2年で10試合、ティア1レベルのチームとできたのは今までになかったことなので、そういう戦いに慣れてきたと思います。去年、アイルランド、スコットランド、今年になってニュージーランド、イングランド、フランスと対戦できたことはW杯に向けてすごく良いことだと思う。
フランスのような世界最高レベルのチームとの対戦は、我々にとって未知の領域です。早く(彼らとの戦いに)慣れること、それこそが来年のワールドカップに向けた準備になります。