6日、藤井雄一郎日本代表強化委員長がオンライン取材に応じた。アイルランド戦の翌朝5時にダブリンを出発した日本代表は5日に帰国。関西組は9時に空港に到着したが、PCR検査などを行い隔離先のホテルに到着したの夜の7時という過酷な状況だったという。「食べられたのは、ぶどうパン1つだけ。ホテルでも食事もままならないので、いろいろと頼んで6日間、なんとか過ごすしかない」と話した。
今回の欧州遠征を振り返って、選手やスタッフのパフォーマンスを評価しつつ、アウェイの洗礼というべき、スコットランドではストレスの溜まる環境だったという。そういう部分でもアウェイの地で勝利するために選手やコーチの努力だけではなく、協会を含めた「オール日本」で環境面の整備など勝利するために戦っていかなければならないと課題をあげた。
気になる次の招集タイミングや、コロナの状況下で先の予定が立てにくい状況でも2023年に向けどう準備を進めていくのか話を訊いた。
ライオンズ戦、アイルランド戦と結果的には2敗しましたが、チームは尻上がりによくなって、いい方向にむかっていると思います。姫野(和樹)や松島(幸太朗)はケガをしましたが、幸い大怪我ではなく時間が経てば治ってくると思います。アウェイの中、コロナの中、すごいストレスの中、ホテルから一歩もでることができず、集中力を切らさず、選手、コーチ陣が最後まで戦い抜いてくれた。パフォーマンスとしてはいい試合ができた。8月の終わりからまたメンバーを集めて、次の試合にむけて準備をしていきたい。