8強をかけたアルゼンチンとの一戦。終盤まで食らいついていたジャパン。80分のホイッスルがなった時、スコアを上回ることができなかった。PR稲垣啓太は試合後「負けてしまったことが全て」と話し涙した。HO堀江翔太は2011年から4大会連続のワールドカップ出場。満身創痍の中、言葉だけでなく、プレーで若い選手たちにこれまでの経験で得た知見を伝えていった。大会を終えた試合後のコメントをまとめた。
稲垣啓太
――今の心境
負けてしまったということが全てだと思いますし、自分たちのやってきた準備というか、足りなかったとは思っていないですけど、届かなかったというのが素直な印象ですね。ただ、自分たちのやってきたことは間違っていないと今でも思っています。次に託したいと思います。
――試合展開について
相手にどうやってプレッシャーをかけるというのが、この試合のテーマでしたけども、やっぱりキックコンテストの部分で、相手にプレッシャーをかけた部分もありましたけど,相手に一歩上回れてしまったという印象が強いです。その結果、相手にキックボールキャッチされてから、スコアを許してしまった。そこで反則を重ねてしまったときにスコアを許してしまったのが敗因だと思っています。
――この4年間を振り返って
振り返るとあっという間だったと思います。すごく厳しい年もありましたし、今年も振り返ってみれば国内ではなかなか結果を出せずにワールドカップに乗り込んできた。それでも自分たちのやっていることは間違っていないとチームでは信じていました。ただ、最後の最後で一歩及ばなかった。アルゼンチンには次の決勝ラウンドでしっかりと頑張ってほしいなと思います。