6月日本代表メンバー33名が発表!セレクションのポイントは「複数ポジションがプレーできるか」 | Rugby Japan 365

6月日本代表メンバー33名が発表!セレクションのポイントは「複数ポジションがプレーできるか」

2018/05/24

文●編集部


5月23日、「リポビタンDチャレンジカップ2018」に向けた日本代表メンバーが発表された。昨年に続きリーチ マイケルが主将を務める。ジェイミー・ジョセフヘッドコーチの思いとは。

薫田真広 男子15人制日本代表 強化委員長

ワールドカップトレーニングスコッドは約20ヶ月、期間をこちら主導で、本大会にむかっていく。そのメンバーを発表しました。その中には現在日本代表の資格を得ていない選手も含まれています。サンウルブズとして活動し、彼らが資格を得た段階で代表スコッドとして活動してもらいます。

もちろん、今回(5月9日)1回目の発表となりました。都度メンバーの入替えも予定をしています。現時点では2回目の発表を2018年7月、スーパーラグビー終了後を予定しています。3回目はトップリーグのBYEWEEKが9月末にあります。そこでミニキャンプをやります。そのキャンプ後に発表します。そして4回目は、11月の欧州ツアー後に発表するプランニングをしています。

「リポビタンDチャレンジカップ2018」日本代表メンバー

FW18名

PR 浅原 拓真 東芝 (9)
PR 石原 慎太郎 サントリー (8)
PR 稲垣 啓太 パナソニック (19)
PR 具 智元 ホンダ (2)
PR 須藤 元樹 サントリー (2)
HO 坂手 淳史 パナソニック (10)
HO 庭井 祐輔 キヤノン (3)
HO 堀江 翔太 パナソニック (55)
LO アニセ サムエラ キヤノン (7)
LO ヴィンピー・ファンデルヴァルト NTTドコモ (3)
LO ヘル ウヴェ ヤマハ (7)
LO 真壁 伸弥 サントリー (36)
FL 徳永 祥尭 東芝 (8)
FL 西川 征克 サントリー (–)
FL アマナキ・レレイ・マフィ NTTコム (19)
FL リーチ マイケル ◎ 東芝 (53)
No.8 布巻 峻介 パナソニック (5)
No.8 姫野 和樹 トヨタ自動車 (3)

BK15名

SH 内田 啓介 パナソニック (22)
SH 田中 史朗 パナソニック (64)
SH 流 大 サントリー (9)
SO 田村 優 キヤノン (48)
SO 松田 力也 パナソニック (10)
WTB シオネ・テアウパ クボタ (3)
WTB 福岡 堅樹 パナソニック (25)
WTB 山田 章仁 パナソニック (23)
WTB レメキ ロマノ ラヴァ ホンダ (5)
CTB 立川 理道 クボタ (54)
CTB ウィリアム・トゥポウ コカ・コーラ (1)
CTB 中村 亮土 サントリー (11)
CTB ラファエレ ティモシー コカ・コーラ (8)
FB 野口 竜司 パナソニック (12)
FB 松島 幸太朗 サントリー (28)

「ポイントはセットプレー。イタリア、ジョージアは今ジャパンが戦う必要のある相手」ジェイミー・ジョセフHC

ワールドカップにむけて6月の3試合は非常に大事な機会と捉えています。

西川(征克)選手は初選出になります。サントリーで一貫したプレーを見せていました。この2年間、トップリーグでの経験を活かして、先日のニュージーランドツアーでは、スーパーラグビーのフランチャイズのチームを相手にメンタル的にも、ラグビー的にも見ていて、今後が楽しみなプレーをしてくれましたのでとても楽しみです。

6月にイタリアと対戦するわけですが、我々にとってとても大きなチャレンジになると思います。イタリア代表は昨年11月に南アフリカに勝利しています。それからフィジーにも勝利しています。そして今年の2月、シックスネイションズでいい戦いを見せていました。非常にタフな試合が予想されます。

彼らにとっても、この2試合は大きなチャレンジではないかと思います。新しいコーチ陣の体制でやっている。元オールブラックスのアシスタントコーチをつとめていたウェイン・スミスも加わっています。

最後に、イタリアもジョージアもセットピースが強いチーム。スクラムもラインアウトもモールも強い。我々が、今後秋に控えた、イングランド、オールブラックスとの試合、ワールドカップのために必要となるであろう部分のもっているチームだと思っています。


 

選手のゲームタイムを考慮して、オーストラリア遠征のメンバーも選定。

――発表のあった33名のうち、サンウルブズのオーストラリアツアーなど、チームへの合流などどういった形になるのか?


ジョセフHC 2チームを50名ほどでまわしていくのは大変なこと。ですが、今回オーストラリア遠征に参加させたり、国内でレストをさせたりする一つの基準は「ゲームタイム」です。香港から戻ってきて今週レストをとって、宮崎への合宿に備えなければならない選手もいますし、5名ほどはレベルズ戦に出場、あと数名はブランビーズ戦まで出場するというようになると思います。

レメキ(ブルーズ戦)

レメキ(ブルーズ戦)

例えば、レメキはブルーズ戦以降、JAPAN Aとしては試合に出場しましたが、スーパーラグビーに出場していません。一つ違うレベルのラグビーの勘を取り戻してほしいのでレベルズ戦には出てもらう予定です。立川(理道)は、ケガ、手術からのリカバリーに時間を費やしていましたので、オーストラリアツアーは全部行ってもらうつもりです。

トップリーグでゲームタイムをある程度、稼いでいる選手もいますが、(ゲームタイム)を求めるためだけにケガはしてほしくないですし、かといって全くラグビーをしない状況でも困ります。そこは常にバランスを考えながらだと思います。ですので、これからの2週間、3週間については、ゲームタイムに加えて、コンディションをみて判断をしていくことになるでしょう。

松田力也

松田力也

――この3戦でワールドカップを見据えてスクラムについてどう考えているか。またフライハーフの起用について。田村(優)選手は、サンウルブズはあまり出場していないですし、松田(力也)選手はサンウルブズに選ばれていない状況です。その中で起用方法についてどのように考えているかおしえてください。


ジョセフHC まず一つ目の質問ですが、スクラムは、我々にとって重要な必要不可欠な部分になります。サンウルブズでは、選手にスクラムを経験してほしい。フロントローは若い選手もいるので、相手がベストな状態であるという状況の中で、世界トップのスクラムを思い切り経験してほしいというのが私の考えです。ジョージア、世界でも最強のスクラムを組めるチームの一つですし、イタリアも伝統的にスクラムが強いチームです。こういう面でも、今、我々が戦いたい相手と対戦するということになると思います。

ビッグマッチにこそ本領を発揮・田村優(2016年ウェールズ戦)

ビッグマッチにこそ本領を発揮・田村優(2016年ウェールズ戦)

二つ目の質問ですが、私はサンウルブズのヘッドコーチも務めています。直近の試合ではヘイデン・パーカーが素晴らしいプレーをしてくれました。勝つためのチャンスを彼が作りだしてくれました。田村選手は信頼できる、日本代表でも経験が豊富な選手です。おそらくこの6月で50キャップを迎えてくれるでしょう。彼に対して特に心配はしていません。田村選手は『ビッグゲームプレーヤー』です。日本代表のジャージを着ると彼のベストラグビーをしてくれると思っています。


――サンウルブズは最近好調です。全く選手が一緒ではないですが、イタリア戦にむけて何か期待している部分はありますか?


ジョセフHC サンウルブズを近くで見ていると、本当にパフォーマンスがよくなってきています。シーズンの最初は11名のけが人、そこから5名、さらにレベルズ戦で4名がけがをして。本当にけが人が多く、パフォーマンスに関しても、浮き沈みが激しかったと思います。

NZ遠征後、明らかにパフォーマンスがよくなってきたし、明らかに自信が出てきたとと思います。そうなると、ゲームプランだったり、各選手の役割に対して、各選手が自信をもって取り組むようになるので、チームとしてやりたいラグビーができるように機能し、そして選手たちが楽しんでラグビーができるようになる。この点が、私がスーパーラグビー、サンウルブズで求めていたことです。代表チームで戦うための自信を身につけるということができていると思います。

昨年の6月もいい経験でした。アイルランド戦のパフォーマンスを我々もよくレビューしました。あの時は期間ごとにフィットネステストを実施していました。コンディショニングもストレングスもそうです。スタンダードをキープしようということをやっていました。それが結果的にあとになって、選手達のレベルを全体的に上げることにつながったと思います。

そういったことをやっていたからこそ、あの暑さの中でストーマーズの選手がバテる中で、サンウルブズの選手は、湿気や暑さにも負けずにやってくれた。そういった部分も6月のテストマッチに向けて鍛え、結果として証明していきたい。


――あらためてテストマッチ3戦の目標と、バックローの選手で本来ポジションではないところで起用もあえてそうしているのか?


ジョセフHC 個人的には、日本代表としてテストマッチを戦う時は、常に勝つということが目標です。それは相手がどこであっても変わりません。代表チームの強化であったり、それぞれの役割、遂行力、テストマッチの中で、目標通り行うことができれば、それは勝利することにつながります。3戦はそのつもりで臨んでいきます。

バックローのセレクションについてはいくつかの背景があります。その一番は、違うポジションで選手達を見てみたいというものがあります。徳永(祥尭)選手は6番〜8番をプレーしています。サンウルブズができるならジャパンでもどうなのか見てみたいという部分もあります。セレクションに関しては、33名を選んで、それから23名を選ぶ流れになるわけですが、最初の33名は違うポジションもプレー出来る選手であるかが一つの視点としてあります。ルースフォワードのところでは、複数ポジションが出来る選手がいますのでそこをテストしてみたい。


――宮崎合宿ではどのような取り組みを予定しているか?


ジョセフHC 宮崎の合宿ではイタリア戦にむけてさらに伸ばしていかなければならない、改善しなければならないエリアがあります。その一つがアンストラクチャゲームの再確認だったり、それを遂行するために求められるスピードだったり。そういった部分に焦点が置かれます。

加えて、セットピースでのディフェンスも一つのポイントです。スーパーラグビー・サンウルブズで受けるプレッシャーのほとんどがセットプレーからのものでした。その後、小さい選手が大きい選手にディフェンスしなければならない。これはイタリア・ジョージアでも同じことが想定されます。

もう一つはスキルのブラッシュアップ。スキルレベルが一貫して成長、向上していかなければならない。サンウルブズの選手を見ているとシーズン当初は簡単なハンドリングエラーやイージーミスが見られました。これが段々と減ってきてると思います。テストマッチでも一貫性を磨く。

以上の3つがポイントになると思います。


日本代表・今後のスケジュール

■宮崎合宿 5月27日(日)〜6月1日(金)
■東京合宿 6月3日(日)〜7日(木)、10日(日)〜14日(木)
■大分合宿 6月7日(木)〜10日(日)
■神戸合宿 6月14日(木)〜21日(木)
■豊田合宿 6月21日(木)〜24日(日)

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