SO李承信「アタックファーストというプランを遂行」 | ラグビージャパン365

SO李承信「アタックファーストというプランを遂行」

2022/07/04

文●編集部


「出場することを伝えたのは、木曜日」ジェイミー・ジョセフHCはフランス戦後の記者会見で明かした。当初予定していたSO山沢拓也が抗原検査で陽性反応となり出場ができなくなった。当初リザーブ予定だった李承信が先発に抜擢された。

先制トライを許した後、最初のPGをしっかりと決めた李

先制トライを許した後、最初のPGをしっかりと決めた李


帝京大学を中退し、リーグワン・コベルコ神戸スティーラーズにプロ選手として加入。今シーズンはチームの中心メンバーとして活躍し、日本代表にステップアップした。そしてティア1のフランス代表戦という大舞台で先発出場。

李にとって、大きなチャンスをしっかりとものにするパフォーマンスを見せた。6本中、5本のプレースキックを決め、テストマッチのプレッシャーの中でアタック・ディフェンス共に準備してきたことを着実に遂行した。


「彼はミスから学んでいくということ、それによって成長していくことができる」(ジェイミー・ジョセフHC)。田村優と松田力也という2本柱が不在の中、山沢拓也、そして李承信。ジャパンにとっては2023年を勝ち抜くために必要な新たな司令塔の出現は、大きなポジティブ要素となることに違いない。


「人生で初めてこんな大きなスタジアムでプレーできたというのはこれからの経験にもなる」


急遽スタメンになったんですが、とにかくチームが勝つために自分の役割をしっかり果たして、チームのアタックを特にリードしていけたらなという気持ちで挑みました。

今日のプランがアタックファーストということで、キックを蹴るというより、しっかり自分たちでボールを動かして行ってポゼッションで相手を上回ろうっていうプランだったんですけど、そこで自分が早いコール、9番とFWにしっかりコミュニケーション取るということを意識していました。

人生で初めてこんな大きいスタジアムで、こんなたくさんのファンの方たちに囲まれてプレーできたというのは、すごい自分のこれからの経験にもなるし、いい経験ができたかなと思います。



――試合を振り返って


チームを勝たせるために自分の役割を果たそうと思ったら、自分のミスで相手にもっていかれた。いい経験になった。(タックルミスもあった)しっかりこの1週間で見つめ直して、今日の経験を活かしたい。


――急遽先発になった。


(先発と言われたのは)キャプテンズランの前です。驚きは正直ありました。(ジョセフHCからは)おめでとう、という一言と、楽しんでくれという話があった。1週間準備してきて、チームとしてのプランを遂行するのは変わらない、山沢さんに替わって10番としての役割を果たしてくれというのはありました。


緊張しないタイプですが、試合が始まる前は地に足がつきませんでした。始まって、ボール触った瞬間に吹っ切れた。緊張というよりもイレギュラーな環境だったので、楽しもうと。プレッシャーより吹っ切れて自分の強みを出そうとした。プランを遂行することだけを考えていた。


――神戸のチームメイトのFB山中選手とよく話していた


10番と15番なのでゲーム組み立てるポジションとしてもコミュニケーションをとってくれたし、ポジティブな声をいただいて安心できた。


――一番心がけたことは


ティア1のチームとのテストマッチなので、敵陣に入ったら3点、どれだけ点数を重ねられるか大事と坂手キャプテンと話していた。自分が狙えると思ったらショットといってキックを狙っていました。けっこう巻いていたが思い切り蹴れたのは良かった。

――フィジカルの強い相手にタックルはどうだった


思いっきりタックル入れてなかったし、自分のタックルミスもあったが、中の選手とのコミュニケーションとって思い切ってタックルしていきたい


――相手、後半ギアを上げた?


フランスが上げてきたというか自分たちのミスから流れを持っていかれたという印象が強い。点数を取られて、自分たちも焦ってボールキープしようとミスして悪循環。チームとしてまとまれなかった。


――アピールはできた


いい部分も悪い部分もあった。まだまだ10番として、ドライブ、ゲームコントロールできていなかった。課題かなと思います


――W杯に向けて


まだまだ遠い存在だと思うが、ティア1のチームと(の試合に)80分出られて、これからの自分に活きてくれるかな。後半の始めからボールキープして、疲れていたようだが、リザーブの選手がエナジーを出してくれた。

――ティア1の厳しさはどこに?


アフタータックルもそうですし、半身ずれてゲインしたところで、オフロードでつないでスコアまでつなげてくるしつこさは今まで経験したことないプレッシャーだった。


――悔やまれるのは


一つ一つのタックルと、前半、後半のタッチキックのところは自分のミスなので反省しています。


――大学中退し神戸に入った。21歳の時点でここに来られた


そういう道を歩んだ瞬間から、自分の選んだ道に後悔しないように生きていこうと決めていた。まだまだ選んだ道が正解と決まった訳ではないが、これから自分が選んだ道に誇りを持てるようにチャレンジしていきたい。


――父、兄も来ていた


イレギュラーな環境だから楽しんでくれと言われた。

――次戦に向けて


チームに勝つために10番としての役割を。自分のミスで流れを持って行かれたので、勝つために自分の役割を果たしたい。



――強みは出せた?


長短のパス、1本ミスしたが、プレースキックのところは手応えがあった。

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