U20日本代表は、日本時間の20日、ジュニアワールドチャンピオンシップ9位〜12位決定戦でアルゼンチン代表と対戦した。前半から互いに点を取り合い接戦に。後半、アルゼンチンに引き離され21−38で敗れたが、今大会からこの世代のトップレベルに出場したU20日本代表は、サモア代表に勝利し、史上最高の10位で大会を終えた。
「選手たちの頑張りに敬意。もっと日本のラグビーレベルを上げなければいけない」U20日本代表・中竹竜二ヘッドコーチ
中竹竜二ヘッドコーチ
「負けはしたが、選手たちの頑張りに敬意を表したい。前半から強気で、果敢に攻めて、敵陣にいる時は試合をコントロールできたと思う。しかしキックやハンドリングなどで小さなミスやペナルティがいくつかあり、それをそのまま相手の得点に結びつかせてしまったのは非常にもったいなかった。アルゼンチンという強豪に対し、勝つチャンスが十分にあった試合にも関わらず落としてしまったというのは、もっと日本のラグビーのレベルを上げなければいけないという責任を感じた。スキルアップや強化を図る中で良いプレーも多くあったので、それを来年以降、2019 年、2023 年のラグビーワールドカップにつなげていきたい」
「良い形でトライがいくつもとれたのは成長した部分」 堀越康介キャプテン
堀越康介キャプテン
「アルゼンチンにあと少しで勝てるところだったので、悔しく残念だが、やりきったとも感じている。FWの8人はスクラムに自信を持ち、アルゼンチンがどういうスクラムを組むか分からない中、自分たちのスクラムを組むことができ、そこから(最初の)トライがとれて手応えを感じた。敵陣で戦っている時は自分たちの良いディフェンス、良いアタックができてトライを奪えたが、ふとしたミスやペナルティから自陣に攻め込まれて、トライをとられた。
ミスしてはいけない場面でのミスがあった。この大会で変わったところは、今までFWとBKの連携がうまくできていなかったが、ウェールズ戦の後からFWはBKのために、BKはFWのためにとチームとして一つになって戦えるようになったこと。良いプレーが出来てサモアにも勝ち、今日も良い形でトライがいくつもとれた。そこは成長した部分。100%出し切ったと思う」