U20世代の1部昇格を目指してU20トロフィーを戦っている日本代表。プール戦最大の山場であるウルグアイ代表との試合を見事に46-31で勝利した。80分の軌跡をたどりながら振り返る
U20日本代表・水間良武監督
試合開始直後から、フォーカスしていたアタッキングマインドを持ち、攻め続けて46得点できたことは非常に素晴らしく、今後もアタッキングラグビーに磨きをかけていく。 一方で反則をしてしまい、ラインアウトモールを起点に4トライされたこと、ディフェンスでセットが遅く簡単にトライされたことは改善していく。 勝利できた大きな要因は、グラウンド内外でリーダーを中心に自分たちの仲間、自分たちのラグビーを信じて実践できること、試合直後からリカバリーリーダーを中心に次の準備を始めていること、全員が勝つために何をすべきかを理解して実行していることであり、そういった面で選手たちの成長を感じている。 次戦もチーム一丸となり一戦必勝で臨む。
U20日本代表・福井翔大キャプテン
いつも応援ありがとうございます。今回のウルグアイ戦もとてもタフな試合になりましたが、勝つことができました。あと二戦、応援してくださる皆様のためにも絶対に勝って優勝したいと思います。引き続き応援よろしくお願いします。
U20日本代表合宿レポートはこちら(2019年2月18日更新)
ラグビーモメンタムは、ボールの軌跡を追いながら、試合全体を俯瞰的にレビューするコンテンツ。両者の攻防、80分の流れを見ながらもう一度80分を振り返る。(なお、図面に表示されている各マークについては下部の説明を参考にしていただきたい)
1st HF
U20日本代表はいきなりウルグアイのプレッシャーを受け自陣22の内側でペナルティー。ゴール前でフェイズを重ねられ先制トライを許す。12分、相手ラインアウトを奪うとCTB・日下太平(神戸製鋼)の突破からアタックに本来のリズムがうまれ敵陣に入り込むと、16分、敵陣22m手前のラインアウトからWTB・山口楓斗(同志社)のゲインで一気にゴール前に攻め込み、HO原田衛(慶應義塾)が同点となるトライ。さらに25分、SH・田村魁世(同志社)のトライで逆転し流れを引き寄せる。CTB・長田智希(早稲田)、日下の突破で敵陣深くまで攻め込むとFLハラトア・ヴァイレア(日本大)の連続トライで引き離しにかかる。それでも39分、ブレイクダウンターンオーバーからウルグアイにトライを許し26-14とリードして後半を迎える。