8日、ラグビーワールドカップ2023フランス大会、プールD・アルゼンチン代表はジャパンとの一戦に勝利し、プール2位で決勝トーナメント進出を決めた。試合後、マイケル・チェイカHCはウェールズ戦にむけて「相手もゲームプランも違うので、今日と同じ試合は繰り返さない」と話した。またジャパン戦で負傷交代した、パブロ・マテーラ(三重ホンダヒート所属)の状態についても話をした。
マイケル・チェイカHC
ーー試合を振り返って
コーチングボックスではいつも緊張する瞬間がある。今大会は非常に拮抗していて、少しリードしていると感じても、みんな命をかけてプレーしている。日本に得点を与えてしまったのは残念だったが、それをポジティブに捉えれば、来週に向けて修正していけば、(勝ち続ける)チャンスはあるかもしれない。
ーー準々決勝のウェールズ戦に向けて改善すること
前に進むにつれて向上していかなければならない。今日できたことのひとつは、トライをいくつか取れたこと。ディフェンスは以前ほど良くなかったので、取れた分のトライと相殺になってしまった。
ーー選手たちがトーナメントの重要な局面でリラックスできるようになった
今変わるべきなのはメンタリティだ。今日ここに集まった観衆を見れば、多くのアルゼンチン人が貯金をはたいて今週と来週のために来ている。
ーーハーフ団のコンビについて
私は選手たちに自信を持っている。彼らをどう使うかが重要だ。今日のプランニングでは、ニコ(サンチェス)とラウタロ(バザン・ベレス)が(途中で)出場する必要があった。先発した2人がやっていたことに継続性を持たせるために、彼らは一緒に入った。チームプレーとはそういうものだ。
事前にプランを立てても、試合では状況が変わる。交代要員をベンチに並べることもできるが、今日はパブロ・マテーラが負傷してプランが変わってしまった。33人の選手がいれば、全員のことを考えなければならない。私の仕事は、オプション、対戦相手、試合状況を考慮し、誰と試合を始め、誰と試合を終えるかを考えることだ。今日はニコとラウタロの投入でそれが完璧にできた。
ーーチームのプレーについて
ミスや反則、あるいは点を取られたときに切れるようなプレーのリズムがあるように見える。今日はブラインドサイドでのプレーが多く、そこがチャンスだと思った。
ーー準々決勝進出について
準々決勝に進出できたことは良かった。私の役割は、チームを率いてトーナメントを可能な限り勝ち進み、準決勝や決勝に進出することだ。選手たちのためにも、応援してくれた観客のためにも、とてもうれしい。
ーーパブロ・マテーラについて