NZ代表も始動。都内でFW、BKともに新しいコンビネーションを確認 | ラグビージャパン365

NZ代表も始動。都内でFW、BKともに新しいコンビネーションを確認

2013/10/30

文●斉藤健仁


10月29日、前日に来日した「オールブラックス」ことニュージーランド代表が日本での初練習を都内のフットサル場で行った。練習は公開されなかったが、CTBで出場が予想される22キャップのベン・スミス、14キャップのPRチャーリー・ファウムイナ、チーフスを率いたことでも知られるイアン・フォスターAC(アシスタントコーチ)の3人がメディアに対応した。

日本代表のラグビーはリスペクト。でもそれを止めたい

BKベン・スミス
「調子は上向きなのでCTBとしてメンバーに是非選ばれたい。メンバー発表を楽しみにしています。今日の練習はミーティングで新しいコンビネーションを確認して、それをやりました。
(ハイランダーズでチームメイトの)日本代表SH田中史朗は激しいし、良い選手だ。日本代表として挑んでくると思うので、試合ができることを楽しみにしている。HO堀江翔太にも注目している。
日本代表の試合を数試合見ましたが、動きが速く、ボールをどんどん回してくる。ブレイクダウンも早い印象です。日本代表はウェールズに勝ち、そしてこの数年間成長しているので、できることをしっかり確認して臨みたい」

PRチャーリー・ファウムイナ
「日本代表はウェールズにも勝っているし、非常に楽しみです。スクラムはチームとしてまだ課題があるので、みんなで確認しています。セットピースは大事な要素だと思っています。こんなにメディアに囲まれたのは初めてです(笑)」

イアン・フォスターコーチ
「日本戦は今回の遠征の最初の試合なので非常に大事です。27名が来日しましたが、選手のモチベーション高い。今日は新しいコンビネーションに特化した練習をしました。いろんなオプションを整備して、土曜日の試合で実践したい。

日本はこの半年間で成長してきている。単発ではなく、やろうとしていることが根付き始めている。また捨て身で怖いものなしでやってくるだろうし、テリトリーの戦いでも果敢にやってくるだろう。日本代表のやっていることはリスペクトしているが、それを止めたい。

今回の日本代表は、2011年のワールドカップ(W杯)で対戦したときとはまったく違う。W杯では日本代表はNZではなく他のチームをターゲットにしていた。今回は非常に良いチームで、ベストメンバーで臨んでくるでしょう。(日本代表の)エディー(・ジョーンズHC)にはチームとして連絡を取った。一時より良くなってきると聞いて安心している」

 

斉藤健仁
スポーツライター。1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。印刷会社の営業を経て独立。サッカーやラグビー等フットボールを中心に執筆する。現在はタグラグビーを少しプレー。過去にトップリーグ2チームのWEBサイトの執筆を担当するなどトップリーグ、日本代表を中心に取材。プロフィールページへ


 

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ