スコット・ロバートソン、オールブラックスHCがリーグワンを視察「モウンガは2027年ワールドカップに出られるなら選考を考えたい」 | ラグビージャパン365

スコット・ロバートソン、オールブラックスHCがリーグワンを視察「モウンガは2027年ワールドカップに出られるなら選考を考えたい」

2024/03/18

文●編集部


オールブラックス、ラグビーニュージーランド代表のヘッドコーチを務める、スコットロバートソンが来日してリーグワンの数試合を視察。17日、ブレイブルーパス東京対相模原ダイナボアーズの一戦を視察するために秩父宮ラグビー場で訪れた。試合前にメディアの取材に応じた。

オールブラックス スコット・ロバートソンHC

――来日の目的は?



日本でプレーするオールブラックスの選手を見るために来ました。選手だけでなくコーチ陣もNZ出身の人が多いのでその人たちとキャッチアップするために来ました。選手全員がトレーニングしたりコーヒーを飲んだりできて良かった。1週間滞在しています。東芝、トヨタ、神戸を見て、神戸は昨日の試合も見て、今日の試合(東芝の試合を)を見て明日帰ります。


――(サバティカル以外の)日本にいるオールブラックスの選手は選べないという規約について


現状の代表変更資格は変更がないと理解しています。


――今後、NZの代表資格はどうなってほしい?


先ほどお話ししたとおりです。


――東芝ブレイブルーパス東京のSOモウンガ選手に関して。2027年ワールドカップで呼ぶ可能性は?


モウンガは非常に日本でもいいプレーしているが、現状、日本との契約がある。NO8ケイン、NO8サヴェア、SOバレットはサバティカル中だが、SOモウンガは3年日本で契約している。2027年のW杯に出られるなら選考を考えたい。

リッチー・モウンガ

リッチー・モウンガ



――NZ出身のコーチとは何を話した?


まずはNZ出身、縁、由来のある選手、スタッフの数が多いのが嬉しく思います。みんなが日本での生活を楽しんでいる。日本のラグビーはスピードのある質のいいプレーをしている。昨日も観客がたくさんいました。


――リコーでプレーしていたときよりレベルは上がっている?


自分もここで(行った)ホンダ戦が、プロ生活最後だったので、思い出深いし感慨深い。日本のプレー、トレーニングの質は上がっていると実感しているし、日本、海外の選手の質が上がっているし、ミックスすると非常にいいプレーができている。ここ2、3年、コロナ後、総じて、フィールド内外でとてもレベルが上がっている。選手もそう話している。


――日本のフィジカルレベルについてどう感じている?


まずはとてもスピードにのった試合だなと思いますし、接点、フィジカルも激しい。選手のコンディションがいい形でプレーしている。スタッフからケアされているし、コーチ陣もいいコーチをしている。大切なことはNZに戻ったときに良いコンディションでいること、そして最初のテストマッチにいい形で挑めることだと思います。日本にいるメディカルとも話しているのでハッピーです。

同じく試合を視察に来ていた、エディー・ジョーンズ日本代表HCと握手するロバートソン氏

同じく試合を視察に来ていた、エディー・ジョーンズ日本代表HCと握手するロバートソン氏




――日本人選手で印象に残っている選手は?


パナソニックの先発の10番、松田が記憶に残っています。非常に質の高い選手だったし、フィールド内外でうまく動かしていた。9、10番の連携が国際レベルだなと思います。




――10月、日本でオールブラックスと日本代表と対戦します


日本ラグビーの質は上がっているが、試合当日は何が起こるかわからないと思うので、様々な面で準備を重ねていかないといけない。アウェイでたくさんの観客が来ること、そしてスピード、スキル、バラエティー、改革、変化がもたらされた日本のラグビーはとても楽しみです。




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