オールブラックスはどんな布陣で日本戦に臨んできたのか―大金星目前の激戦から過去の対戦まで『総キャップ数』を考察 | ラグビージャパン365

オールブラックスはどんな布陣で日本戦に臨んできたのか―大金星目前の激戦から過去の対戦まで『総キャップ数』を考察

2022/10/31

文●大友信彦


2022年10月29日。
65,188人の大観衆が集結した国立競技場で、日本代表が、世界最強の称号をほしいままにしてきた黒の軍団を、大金星目前まで追いつめた。

最終スコアは31-38。7点差はワンチャンスで追いつける点差であり、ワールドカップのプール戦やスーパーラグビー、リーグワンでも勝点「1」が与えられる。男女を通じ、世界のラグビーで「公認」されているといっていい接戦だ。

これまでの対戦スコア

日本代表とオールブラックスの対戦は、NZ側がノンテスト扱いだった初来日の1987年(※)を含めこれが7戦目だ。
これまでのスコアを以下に記す。(年、スコア、得点差、会場)

1987 ※0-74 (74) 花園
1987 ※4-106 (102) 国立
1995 ●17-145 (128) ブルームフォンティン=WC
2011 ●7-83 (76) ハミルトン=WC
2013 ●6-54 (48) 秩父宮
2018 ●31-69 (38) 味スタ
2022 ●31-38 (7) 国立

今回は日本側から見れば、前回2018年の31得点に並ぶ最多得点タイ記録であり、最少失点は2013年の54点から38点へと16点減、最少得点差は2018年の38から7へと大幅に更新したわけだ。

国立では、日本が4点差に迫って迎えたラストプレー、逆転を信じて攻め続ける日本を14人で止めきったオールブラックスが、正面22mの位置でPKを得るとショットを選択。SOモウンガがこれを決め、4点差を7点差に広げて試合を終えた。

プレミアムコラム

この記事の続きを読む。

購読手続をすると全ての内容をお楽しみいただけます。
メールアドレス
パスワード

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ