大震災「神戸製鋼ラグビー部の15日間」 | ラグビージャパン365

大震災「神戸製鋼ラグビー部の15日間」

2012/01/17

文●永田洋光


 

神戸製鋼ラグビー部の15日間。
この世のものとは思えない大きな揺れが神鋼ラグビー部を
襲ったのは、V7達成から約38時間後のことだった。幸いにも
死者はなかったが、本社ビルは倒壊。社宅も一階部分が崩壊し、
復旧の見通しは立たない。
栄光から一転して被災者となった彼らは、
何を思い、何を考えて不安な日々を過ごしているのだろう。


1月17日午前4時。

その晩に東京で予定されていた日本代表の首脳陣と主力選手のミーティングに出席するため、神戸には帰らず埼玉県熊谷市の実家に泊まっていた堀越正巳は、ふと目を覚ました。車が押し潰される夢を見たのである。午前5時46分。弱い揺れを感じた堀越は、震度を確認するためにテレビをつけた。

神戸・震度6。そんなテロップが流れたのは、それからまもなくのことだった。

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