こんにちは、翔太です。
この週末もラグビーは盛りだくさんでしたね。
トップリーグ8試合にサンウルブズ、シックスネーションズにセブンズのワールドセブンズチャレンジシリーズ第2戦ウルグアイ大会……そんな中で僕は、CS朝日でフランスリーグTOP14のトゥーロン対ラロシェルという試合を解説させていただきました。
僕はこれまで、フランスリーグの試合を見る機会はあまりなかったのですが、スタジアムの雰囲気がほかの国のラグビーとは違うなあ、独自の文化を築いているんだなあと改めて感じました。観客も選手もヘッドコーチも、感情を思い切り爆発させている。ラグビーの伝統的な価値観には「謙虚」や「自制」といった要素が多いと思いますが、それとは違う意味で魅力的なリーグになっているなと思いました。
僕は正直言うと、2019年のワールドカップが終わった後、日本のラグビー人気はじわじわと退潮していくんじゃないかな……と悲観的な予想を持っていたのですが、日本代表の活躍もあって、ラグビー人気は継続して、ラグビー熱が落ちないで続いている。日本だけでなく海外のラグビーにも日本のファンの関心が継続している。それがあるから、いくつもの局がいろいろなリーグを日本で放映してくれるんだと思います。うれしいですね。
ということもあって、今週の「Shota's Check」は、海外に目を向けて、シックスネーションズの注目対決、イングランド対アイルランドを取り上げてみます。
まさにゲーム。エディの分析がアイルランドを勝利に。心理戦、駆け引き…。
この試合を迎えるまでのストーリーを振り返っておきます。まずイングランドにとっては、昨年のワールドカップ決勝で南アフリカに敗れた後の試合(シックスネーションズ開幕戦)でフランスに17-24で敗れた。エディー・ジョーンズ監督にとっては、残る2年契約に向けて出鼻をくじかれた形で、このまま負けが込んだら立場も難しくなりかねない。対するアイルランドは、今年から就任したアンディ・ファレル新監督がイングランド代表オーエン・ファレル主将のお父さんなんですね。こんな因縁のある対決もなかなかないだろうなと思って試合をみたのですが……。
この試合に関しては、エディーの勝ち。エディーの分析力が光ったなと思いました。「これは分析を元に用意していたな」と思うプレーでイングランドはトライをとっていたからです。