6位から優勝を狙うには…「やってみなはれ」下剋上を狙う、東京サンゴリアス・オンライン会見 | ラグビージャパン365

6位から優勝を狙うには…「やってみなはれ」下剋上を狙う、東京サンゴリアス・オンライン会見

2025/05/16

文●編集部


今シーズン、序盤苦しみながらもシーズン後半巻き返して6位でプレーオフ進出を決めた東京サンゴリアス。プレーオフは3位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイに挑む。リーグ戦は1勝1敗。一発勝負は何が起こるかわからない。リーグ屈指のディフェンス力を誇るスピアーズを果たして崩せるか。小野晃征HCと堀越康介キャプテンがオンライン会見に応じた。

東京サンゴリアス 小野晃征HC

サンゴリアスとしては厳しいリーグのシーズンだったが、プレーオフになったら 1点差でも勝つことが大事なので、6位通過だったが、3位のチームにチャレンジャーとして、今シーズンやってきたことをぶつけたいと思います。


東京サンゴリアス HO堀越康介

今シーズン3度目の対戦で、クボタさんがどういうことやってくるか、どういうチームかわかっている。プレーオフなので、リーグ戦6位が3位と戦えるのは、すごく良い機会だし、僕らとしてはチャレンジャーとしてどう戦っていくかだと思う。良い準備ができているので試合に出したいと思います。

――チームが良くなっている感触は


堀越 良くなっている感触というか、良いときのチームは、やっぱりフィジカルバトルのところで、アタックでもディフェンスでも後手を踏まずに、こっちから仕掛けている。最初の10分でできている試合は良い試合できている。クボタさんはビッグパックでフィジカルの強いチームなので、先週の試合からチームのマインドセットを変えた。強いメッセージを持ってこの1週間続けてやっているので、良いチームの状態をしっかり最初の10分で出していきたい。

(どうマインドセット変えたの?)前回の敗戦から、何が足りないかというところを、メンバーも含めて、メンバー外、スタッフも共通認識があった。そこはフィジカルのマインドセットのところですが、そこを週明けにどう取り戻すか、リーダー陣で話し合って、ワードを決めつつ、そこに向けてやろうとしています。(ワードは)汚い言葉なので言えないです(笑)。

――ノックアウトトーナメントに対するプランは?


小野HC チームとしても点を取る自信はすごくあると思う。ノックアウトラグビーはどれだけ取っても最終的にはディフェンスで、ファイナルラグビーをした方が勝つと思う。先週と 前回クボタさんとやった時、練習の1週間の強度が低かったかなと思ったので、チームとして、そこのレベルを1週間通して、 スピードが速くなる強くなることはできないと思うで、マインドのところで当たる強度 ボール持っているとき持っていない時の意識、ゲームの強度を上げた準備をしています。

――練習の強度を上げるとリスクもあるが・・・


小野HC 強度に関しては、時間を伸ばしたわけではなく、シャープに1週間、準備している。前回、クボタさんと試合の入りは、2ペナルティーで6点リードされて、次ぎトライとられて、相手の勢いとフィジカルの強みで11点リードされた。練習も試合の入りで意識してやっているので、この時期は、練習もユニットも時間を削っていますが、一つ一つの接点の練習とボリュームはコントロールしてやっています。

――練習の入りの強度は実際に選手としてやってみてどうですか? 


堀越 練習の前に、練習の組み立てとか、システムをコーチが作っているが、それをやるのは僕たちで、強度、精度を上げるのは自分たちと決めようと練習していた。そこのスタンダードは、プレイヤーズでドライブしてできたかなと思います。それがゲームイメージにつながっていると思います。 

――雨の予報もあるが


堀越 前回の試合も雨の中だったと思いますが、雨の中の戦い方もあるが、そこはリーダーグループ中心にいい話し合いができていると思います。だから、そこはある程度、リーダーズを信じて、自分たちは自分たちで仕事しつつラグビーをやるだけかなと思います。


――フィジカルのマインドセットを変えたのはワイルドナイツ戦を受けてやった? 


堀越 はい。 


――スピアーズのやってくることで警戒していることは


堀越 一番はセットピースでドミネートしてくる、スクラム、ラインアウトモールで大きなFWがゲインを切って、良いBK、得点ある選手で取ってくるイメージがあります。 (対策は)言えないところもありますが、根本的なところはフィジカルのところで、後手に回るか、こちらが押し返すか、シンプルなバトルが一番重要なので、そこでしっかりファイトしたいと思います。

――マッチアップする相手のHOマークスについて


堀越 特に個人的にしていこうという感情はないが、相手のFWの中で一番、影響力ある選手ですし、インパクトある選手だと思うのでプレッシャーのかけ方はたくさんあるので、チームとしてプレッシャーをかけていきたい。


――ブルーレヴズとの1戦目はすごく良い試合でした。アタックの良い状態を最初から出すためには


堀越 その試合、フィジカルで負けてなかったし、ディフェンスも良かった。3フェーズ目でシャットダウンというイメージを持ってやって、その通りディフェンスでプレッシャーかけて相手がミスしたところで、自分たちのアタックのスタイルにもっていけた。アタックするのにもまずボールをとらないといけないしプレッシャーをかけないといけない。(プレーオフでも)まずディフェンスのところでプレッシャーをかけなければいけない。

――選手としてプレーオフ経験豊富な小野HC。プレーオフで大事になってくることは?


小野HC 本当にゲームリーダーが同じゲームの運び、画を見ることが一番大事。今日の朝もゲームドライバーズミーティングで、リーダーが話したときにみんなが頷いて、セイムページになっていた。そこを信じて試合を運ぶことが大事だと思う。

最終的にはゲームのモメンタムがいったりきたりすると思うので、チャンスを取り切るか、相手のチャンスを止めるかという細かいところで勝敗が決まる。ウイニングモーメントで、しっかり勝てるように選手たちが戦ってくれると信じている。


――6位から優勝狙うには何が一番大事?


堀越 「やってみなはれ」ですね!


――「やってみなはれ」はミーティングで話したりしたんですか?


堀越 一言もしていないです(苦笑)。


――10番について。SO森谷が先発、SO髙本が控えです


小野HC 前回のクボタ戦の反省で、ランとキックのバランスが特に前半、上手くいかなかった。そこのバランスを前半、森谷選手に期待して、後半、テンポを上げたときに幹也に期待している。ゲームバランスに対する遂行力は2人ともロールを発揮できているかなと思います。今回は勝つメンバーとして、先発は森谷、後半、幹也にしています

――スクラムハーフは前半、SH流選手が先発、SH福田が控えです


小野HC 相手の藤原、フォーリーの2人がクボタのゲームプランをコントロールする選手だと思う。うちとしては9番、10番の変化も大事だと思い、9番、10番のリザーブを入れています。


――SH流選手について 


小野HC (キャプテンの)堀越は体張ってFWをリードしているが、 キックとラン、パスのバランスでゲームをコントロールする(流)大のプレーを期待し、後半、テンポを上げることができる福田でゲームを組みたていきたい。(流)大に関しては周りに対して影響ある選手で、周りの良いプレーを引き出せる選手だと思うので、最初からそれを期待しています。

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