今年もメイジが牽引。帝京に快勝 | ラグビージャパン365

今年もメイジが牽引。帝京に快勝

2019/06/04

文●斉藤健仁


6月2日(日)、千葉・成田で今シーズンの大学ラグビーを占う一戦、昨年度の大学選手権王者の明治大と、一昨年度まで大学9連覇を果たしていた帝京大が激突した。試合は序盤から明治大がFW戦で前に出て主導権を握る展開に、後半の後半に帝京大も2トライを返したが明治大が35-12で快勝した。 

試合後、自らトライも挙げた明治大キャプテンのHO武井日向(4年)が報道陣に対応した。

春から積み上げてきたものを出すことができた。もっとレベルアップできる

――今日の試合のテーマは


武井 (テーマは)「1対1でしっかり勝つ」ことでした。1対1で勝てる部分もありましたが、後半受けてしまった場面もあった。でも一人ひとりのファイトというのはしっかりできたと思います。

――前半からFWが前に出られていました。


FWが一人ひとり、前に出られたらしっかりいいアタックもできた。フィジカルの部分は春から積み上げてきた部分がしっかり出た。ファイトして(ゴール前で粘りトライを)取られなかったのは、FWの我慢強さが出せました。

――帝京戦ということで意識しましたか?


昨日、Bチームがすごく良い試合(○40-33)をして、僕らがBチームの想いも背負って、紫紺の重みを感じてやろうと話していたので、全員が気合い入っていたと思います。春、積み上げたもの出して勝ち切れたということに、すごいチームとして自信になりました。でも過信しちゃうとダメだと思います。しっかり自信持ちつつ、ミスも多かったし、スクラムも圧倒できていたかと言われるとそうじゃない。まだまだ成長できる部分もあるので、そういう部分にフォーカスしてまたレベルアップしていきたいです。

――春季大会はBグループ(昨年の上位校が少ないグループ)にいます。


相手よりも自分たちをしっかりフォーカスできました。いろんなフレッシュな選手も使えますし、チーム力が上がるって意味ではBリーグプラスになっているんじゃないかなと思います。今年も拮抗していると思うので、昨シーズンは「二面性の明治(いい時と悪い時がある)」とすごく言われたので、そういう面がないように、どんなチームと戦っても高いスタンダードで戦えるようにしていきたいと思います。

斉藤健仁
スポーツライター。1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。印刷会社の営業を経て独立。サッカーやラグビー等フットボールを中心に執筆する。現在はタグラグビーを少しプレー。過去にトップリーグ2チームのWEBサイトの執筆を担当するなどトップリーグ、日本代表を中心に取材。

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