11月23日、秩父宮ラグビー場では大学ラグビー伝統の「早慶戦」が行われた。スタジアムには両大学のOBなど、18,226人の大観衆が訪れた。
伝統の一戦に相応しい激しい80分となった。慶應は帝京大学、明治大学と接戦に持ち込むも勝ちきれず2連敗。ただ、帝京を苦しめたスクラムや、豊富なオプションから繰り出されるアタックはトップレベル。ただ、前節の明大戦で後半逆転を許したようにディフェンスに課題があった。
一方、早稲田は前節の帝京大学戦では「完敗」。やろうとしていたラグビーができずフラストレーションがたまる80分となってしまった。しかし、1年生ハーフ団のSH齋藤直人とSO岸岡智樹の「花園決勝コンビ」。さらにU20日本代表、186cmの大柄CTB中野将伍、など新戦力が成長著しい。そうしたBK陣を活かすために4年生FWがファイトし、ブレイクダウンは激しい。