23日、秩父宮ラグビー場では伝統の「早慶戦」が行われ、ここまで1敗の早稲田が49-21で早稲田が勝利し勝ち点6を積み上げ32とし、最終節の明治大戦を残して1位に浮上した。敗れた慶應は3勝2敗の勝ち点21で5位。最終戦は帝京大に挑む。
2025/11/23
文●編集部
早稲田大学 大田尾竜彦監督

早稲田大学・大田尾竜彦監督、野中健吾
前半1対1のブレイクダウンで圧倒して試合を早稲田のものにしていこうという話をし、渡航に前半のところ非常に圧力をかけていたかなと思います。後半の入りのところで相手の流れにしてしまったところが反省点かなと思います。
早稲田大学 野中省吾主将

野中健吾主将
帝京戦に負けてから自分たちの課題について見直して、2週間過ごしてきた中で、今日の試合でも、前半良くて、後半悪いってという話があって、本当にこれから上井草に戻って、練習のところで徹底的にこだわって1日1日成長していきたい。
――前半良かった要因は?
最初の10分というところをフォーカスしながら全員が意思統一してファーストパンチのところで流れを自分たちの方に持ってこれたので前半が良かった。接点そのものについては春から時間かけてやってきて帝京戦が終わったあとに細かい部分を修正して今日臨んで、そこはちょっと映像を見ないとわかんないですけども、ある程度は修正できたかなと思います。
慶應義塾大学 青貫浩之監督

慶應義塾大学・青貫浩之・今野椋平主将
慶明戦については自分たちのやりたいことがほとんどできた試合だったので、自信をつけた試合だったかなと思います。早慶戦ではいつも通りやること、早稲田に飲まれずに先手をとるこれができれば早稲田に勝てる、そういう話をしていたんですが、やはりなかなか思い通りにはいかなかった。そこはさすが早稲田のディフェンスだなと。
慶應義塾大学 今野椋平主将

今野椋平主将
126代、自分たちの代で強い慶應が戻ってきたなというふうに言われたくて、そのきっかけになるのが早慶戦からというふうにターゲットにして4年生一丸となって頑張ってきたんですけど、惜しくも届かなかったということで、まだ若いメンバーもたくさんいますし、自分たち大学選手権で国立に行って、結果を残すことで今の若いメンバーの自信にもなると思いますし、この代から強くなった、そう言ってもらえるように残りの期間を仕上げて、残りの帝京戦と選手権に挑んでいきたい。
SCOREBOARD
早稲田大学

ウェールズ戦を終え帰国しチームに戻った矢崎由高
慶應義塾大学

塾歌斉唱する慶應義塾大学
GALLERY

両主将を先頭に入場

早大FB矢崎

7分、早大HO清水が先制トライ

早稲田・清水健伸

慶應・今野椋平主将

慶大SH橋本

12分、早大No8粟飯原のトライ

早大CTB野中主将はタッチ際も含めすべてのゴールキックを成功

慶大のラインアウト

20分、早大LO栗田トライ

慶大SH橋本のボックスキック

慶大WTB伊吹

早大FB矢崎

早大HO清水の3本目トライ

清水健伸

矢崎由高

後半11分、交代でピッチを後にする矢崎

後半20分、慶大の交代出場WTB石垣がトライ

トライを決めた石垣(23)に駆け寄る選手たち

慶大の1年生SO小林もすべてのゴールキックを成功

27分、慶大FB田村がインターセプトから独走トライ

駆け寄る慶大フィフティーン

慶大のロスタイムの猛攻もわずかに押さえられず


