11月1日、秩父宮ラグビー場では関東大学対抗戦A、明治大学と慶應義塾大学の試合が行われた。ここまで4連勝の明治は今日の慶應戦を皮切りに、上位校との対戦が続く。15日、王者帝京。そして12月1日には早稲田と対戦する。一方の慶應は、18日の帝京戦で10−89と力の差を見せつけられた。大学選手権出場をかけて気持ちの切り替えが出来ているか試される試合となった。
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トライを決める梶村。
前半2分、明治のミスから得たPGをSO矢川智基(4年・清真学園)が決めて慶應が先制。明治も6分、敵陣22mで相手のキックをチャージしたNO8松橋周平(4年・市立船橋)がそのままトライを決め逆転。さらに直後のキックオフボールを、自陣からWTB成田秀平(3年・秋田工)、FL桶谷宗汰(3年・常翔学園)、CTB梶村祐介(2年・報徳学園)とつなぎ一気にトライ。FB田村熙(4年・國學院栃木)のコンバージョンも決まって14−3とした。
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紀伊のトライ
その後も明治は、桶谷、松橋といった強いランナーを楔にポイントを作り、SH浜野達也(3年・西陵)が左右に大きく展開し慶應DFを崩した。22分、WTB紀伊皓太(2年・報徳学園)がトライを決め21−3とリードを広げる。