1月13日、大学日本一を決める第60回全国大学ラグビー選手権決勝は、雷雨による中断、吹雪という過酷な状況の中で繰り広げられた。帝京大学はトライゲッター、WTB高本とむはこの日も前半3分にトライを決めて先制パンチを放った。試合後、高本は「4年生での優勝は印象的に全然違った」とその喜びを話した。
4年生での優勝は印象的に全然違いましたね。集大成という思いがやっぱり強くて、最後勝って終われたという部分ですごい幸せです。(最初のトライ)トライを獲れて嬉しいなと思ったんですけど、準決勝の天理戦の時もぱぱっと2本獲れてそこから相手のリズムになったんで、前半早い段階で獲れたんですけど、まだ0-0の気持ちでもう1回引き締めていこうと自分も思っていましたし、チームの中でもそういう話し合いがありました。
(中断中は)技術面の話もあったんですけど、最後自分らが今までやってきた4年間、そして僕らが中心となって積み上げてきた1年間をもう1回思い出して、練習量とかでは絶対負けてないから、そこを振り返ってあとはもうやるだけやからという話し合いをしました。
あとは出れていないスタンドにいるメンバーの4年生だったり、下級生だったりのことも背負って戦うぞというのをみんなで再確認できたんで、そこでまたみんな燃えたんじゃないかなと思います。