「世界へのチャレンジはサバイバルレースの幕開け」サクラセブンズ、東京セブンズで国内初登場! | ラグビージャパン365

「世界へのチャレンジはサバイバルレースの幕開け」サクラセブンズ、東京セブンズで国内初登場!

2015/04/04

文●大友信彦


サクラセブンズという名前は、日本のラグビーファンにはかなり浸透しているだろう。女子セブンズ日本代表のニックネームである。実力上昇中ということも、きっと認知されているだろうが、簡単におさらいしておく。


着実に進化を続ける発展途上のサクラセブンズ

後列左から 井上愛美、マティトンガ、小出深冬、竹内亜弥、山田怜、桑井亜乃、小笹知美 前列左から 清水麻有、野田夢乃、鈴木陽子、中村知春、山口真理恵、鈴木実沙紀、兼松由香

後列左から 井上愛美、マティトンガ、小出深冬、竹内亜弥、山田怜、桑井亜乃、小笹知美 前列左から 清水麻有、野田夢乃、鈴木陽子、中村知春、山口真理恵、鈴木実沙紀、兼松由香

2008年に行われたワールドカップセブンズのアジア予選では1位で通過したが、翌2009年のワールドカップでは全敗。2010年のアジア競技大会(広東)では5位。それが、昨年(2014年)のアジア大会では決勝に勝ち進み、アジア最強の名を欲しいままにしている中国と対戦。最後の最後まで激戦を繰り広げ、ラストプレーで逆転トライを決めた! と思われたが、惜しくもラストパスがスローフォワード。残念ながら優勝こそ逃したが、4年間の進歩を証明した。

高校時代の48キロから、世界を見据えて55キロに体重を増やした鈴木陽子。パワーとスピードがようやくフィット、キレを取り戻した

高校時代の48キロから、世界を見据えて55キロに体重を増やした鈴木陽子。パワーとスピードがようやくフィット、キレを取り戻した

そして先週末、香港女子セブンズで、日本は準決勝で地元・香港を破り初めての決勝進出。4万人が見つめる香港スタジアムのピッチでカナダ代表と女王の座をかけて戦い、24-12で敗れたものの、序盤の連続失点を除けば互角以上の戦いをみせたのだ。一昨年は8位、昨年は4位だったこの大会で、今季は2位。世界王座を争うニュージーランドやオーストラリアなどは参加していなかったが、世界屈指の強豪であるカナダに食い下がっての2位には大きな価値がある。

プレミアムコラム

この記事の続きを読む。

購読手続をすると全ての内容をお楽しみいただけます。
メールアドレス
パスワード

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ