5月1-2日、カナダのラングフォードで行われたHSBCワールドセブンズシリーズ女子カナダ大会に、サクラセブンズこと女子7人制日本代表が出場した。
サクラセブンズにとって、ワールドシリーズ出場は2020年2月1-2日のオーストラリア大会に出場して以来まる2年3カ月ぶりだ。東京五輪では参加12カ国中最下位に終わったサクラセブンズだが、昨年11月にドバイで行われたRWC7sアジア予選では中国を破りアジア1位でW杯出場を決めた。東京五輪では女子が12位で男子が11位と、開催国ながら男女ともに惨敗した日本。男子は同じ11月のW杯アジア予選で韓国に敗れて初めてW杯出場を逃し、いまだ後任のHCも決まらず代行指揮が続くのに対し、女子は先んじてアジア王座を奪回し、世界再挑戦への足がかりを作った形だ。それだけに、2年3カ月ぶりのワールドシリーズでの戦いぶりが注目された。
「久しぶりのワールドシリーズを楽しみたいです」
日本女子セブンズのレジェンド、プレイングコーチの中村知春がそう話したのは4月の熊谷合宿でのことだった。五輪は3日間にわたって6試合を戦うフォーマットで行われ、過去2年はそのスケジュールを想定してチームは動いていたが、ワールドシリーズは基本的に2日間で5ないし6試合を戦う。戦う相手も世界の上位国ばかり。中村知春はそのタフな戦いを「楽しみ」と言った。
「映像を見ていると、前に対戦したベテランが残って頑張っているチームもけっこう多いですからね、アイルランドとか。久しぶりに対戦したいな、顔合わせしたいな、と思います。コアチームにいる男子はいいなあ、と思ったりしますもん(笑)」