南アフリカ・ケープタウンで行われているラグビーワールドカップセブンズ(RWC7s)で、サクラセブンズこと女子日本代表が、チャレンジトーナメント(9-16位決定戦)決勝でポーランドを破り、同大会における男女を通じて日本の最高成績となる9位を獲得した。
ポーランドとは8月のワールドラグビーチャレンジャーシリーズ(コアチーム昇格大会)決勝でも対戦し、日本が17-0という予想以上のスコアで完勝していた。
だが「あのときはポーランドの強みがまったく出ていなかった。今度はリベンジに向かってくるはず」と、日本の平野優芽主将は警戒感を強調していた。
その言葉通り、試合はポーランドの猛攻で幕をあけた。
日本の激しく前に出る「ファイヤーディフェンス」に対し、直線的に前に出ながら激しいコンタクトで日本のタックルに立ち向かう。最初の3分間はほぼ互角の時間が続いたが均衡が崩れたのは4分だった。
ハーフウェー付近右中間のスクラムから、ポーランドはオープンに振るとみせかけてショートサイドの④コルデイへ。チリのチャレンジャーシリーズでもトライを量産した豪脚は、日本ディフェンス(DF)と1v1の勝負を外に振り切って先制トライ。さらに7分には、日本陣でのアタックで一度はボールコントロールを失いながら(ノックオンにも見えたがレフリーはノックバックと見て流した)、⑦グロホウスカが日本DFの隙間を抜いてトライ。⑩ドルズガワのコンバージョンも決まりポーランドが12-0とリードを広げる。