21日、南アフリカで開催中の「WXV2」に参加しているサクラフィフティーンこと女子15人制日本代表は第2戦のサモア戦を行い32-10で勝利。記念すべきWXV初勝利をあげた。
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試合は前半、100kg超級の選手が並ぶサモアが重量級の突進を反復。日本も果敢なタックルで食い下がるがじわじわと後退を強いられ、9分、サモアがSOシアトガのPGで先制する。
それでも日本は次のキックオフから敵陣ステイに成功。テンポ良くボールを動かし、17分にNo8齊藤聖奈がインゴールへ。ここは相手タックルでグラウンディング寸前に惜しくもノックオン。トライを逃すが、19分にPKを得てショットを選択。SO大塚朱紗が冷静に決めて3-3の同点に追いつく。
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長田いろは
日本は次のキックオフレシーブからもCTB13小林花奈子のビッグゲインで一気にサモア陣22m線まで侵入。しかし攻め込んだラインアウトから相手FLパウライサ主将にインターセプトされ、陣地を戻される。日本は相手DFにプレッシャーをかけて追い込むが、サモアFBライトアケリが自陣深くからカウンターアタックで突破して独走。日本は逆サイドから戻ったWTB松村美咲がゴール前15mで追いついて止めるが、サモアはそこから攻撃を継続。最後はPR3アイオノが日本の3人がかりのタックルを受けながらパワーと体重を活かして押し切りポスト右へトライ。SOシアトガのコンバージョンも決まり、サモアが10-3とリードした。
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小牧日菜多と谷口琴美がプレッシャーをかける