19日、ラグビー女子日本代表はスペイン代表に31‐19で勝利。26日、テストマッチ第2戦を秩父宮で再びスペイン代表と戦う。第1戦で2トライを決めたPR小牧日菜多（東京山九フェニックス）は持ち前のフットワークとランニングスキルで存在感を見せた。またスコッドに選ばれれば3度目のワールドカップ出場となるFL齊藤聖奈（PEARLS）は後半15分から出場した。

PR小牧日菜多

全員で取ったトライだと思っています。みんながいるべきところにいるべき時間にいれて、私がそこでトライを取れただけだと思います。今回チャンスをもらえたし、中々チャンスをつかめない時間、苦しかったんですけど、とりあえず楽しんで戦おうという気持ちで今日はプレーできました。

サクラフィフティーンとして試合に出たのは去年のアメリカ戦ぶりで、4月のアメリカ戦もメンバーには入っていたんですけど試合には出れなくて、その時もすごく悔しい思いをしましたし、どうにかしてプレーできる時間がほしいし、体現しようと思って練習していました。

――やっと出場機会が与えられてプレッシャーには？


準備段階でしっかりチームにフォーカスして、1年間出れない期間も準備してきたので、そこは自分自身も自信をもってこの試合に挑めたし、この出れない期間にやっぱり出れない人やここに来れない人とかの思いとか努力とか、そういうのを身を持って学んだというか、去年出れていたころよりかは、もう一回り二回り体だけじゃなくて心でも強くなれた気がしたし、そこの部分ではいつもより自分のためじゃなくて、このチームのためにという気持ちがありました。

――後半ブレイクした部分について


自分の前が空いたのが分かったので、実さんにコールして出してもらいました。

FL齊藤聖奈

年齢が上がるにつれていろんな視点が見えてきて、最初のワールドカップでは本当に無我夢中で、2回目のワールドカップでは少しなれてきて、今回のワールドカップは最年長ということもあって、チームの雰囲気とか方向性、選手も新しいメンバーがいるので、下からチームをしっかりプッシュしていきたいと思っています。

――チームの中でよく喋る？


あんまりそこまで喋らないですけど、個人的に声をかけるところはかけるという感じですね。今日の試合でもキャプテンが向來なんで、向來をサポートしながら横とはしっかりと話をしていました。

――これまで大会と比べた今回の代表の違いは


チームとしては前回のワールドカップを経験している選手も多くいるので、初めての選手も多くはいますが、WXVも乗り越えてきていますし、チームとしてもいい感じでワールドカップに臨めていると思います。