チャレンジャー2021・畑田桜子、向來桜子、矢崎桜子、桜の名を持つ女子高生トリオが鈴鹿で躍動 | ラグビージャパン365

チャレンジャー2021・畑田桜子、向來桜子、矢崎桜子、桜の名を持つ女子高生トリオが鈴鹿で躍動

2021/07/02

文●大友信彦


東京山九フェニックスの6年ぶり優勝。ながとブルーエンジェルスの総合2連覇。

東京五輪メンバーから落選した中村知春のトークショー出演……。
いろいろな話題のあった太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2021最終戦鈴鹿大会だが、取材現場で最大のサプライズはこれだった。

チャレンジチーム、パールズを破る!

チャレンジチーム集合!



チャレンジチームは第1戦の東京大会と第3戦の熊谷大会で優勝を飾ったが、その2大会はほぼ全員を東京五輪に向け合宿を重ねているサクラセブンズこと女子7人制日本代表候補選手で固めた陣容だった。

一方、2つの大会に挟まれた第2戦の静岡大会では、チャレンジチームは全員高校生のアカデミーチームで参加し、9位に終わっていた。

そして今回、第4戦の鈴鹿大会のチャレンジチームは、再びオール高校生の布陣となった。メンバーは静岡大会から1人変更。静岡大会でチーム最多となる2T3Cの16得点をあげた松村美咲(関東学院六浦1年)に代わり、高橋夏未(国学院栃木3年)が入ったが、11人は同じ顔ぶれ。ほぼ同じチームと言っていい。


そのチャレンジの高校生たちが、鈴鹿大会DAY2初戦の準々決勝では、静岡大会で優勝を飾り、今回は地元・鈴鹿での優勝&逆転総合優勝を狙った強敵・三重パールズを15-12で破ってしまったのだ!



今回のチャレンジチームを戦った12人は以下の通りだ。


1 水谷咲良 四日市メリノール学院3年/三重パールズ
2 大橋聖香 石見智翠館2年(石川撫子)
3 畑田桜子 筑紫3年(福岡レディース/太宰府少年RC)
4 向來桜子 関東学院六浦3年(中条RS)
5 西亜利沙 関東学院六浦2年(八尾RS)
6 園村音羽 京都成章3年(滋賀BREEZE)
7 谷山三菜子 佐賀工1年(玄海JrRS)
8 松田向日葵 追手門学院2年(大和RS)
9 矢崎桜子 関東学院六浦3年(鎌倉RS)
10 高橋夏未 国学院栃木3年(中条RS)
11 小西春菜 追手門学院2年(神戸ファストジャイロ)
12 小池くるみ 開志国際3年(中条RS)

畑田桜子

畑田桜子

チャレンジチームの快進撃の号令を切ったのは3人のサクラコだった。
今大会初戦となったプールマッチの四国大戦。
開始3分、相手ゴール前PKの速攻から先制トライを奪ったのはチームキャプテンの畑田(はただ)桜子。
続く5分、相手パスミスのこぼれ球をつないでトライラインを駆け抜けたのは向來(こうらい)桜子。
そして7分、3本目のトライでインゴールに躍ったのは矢崎桜子。

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