5月29、30日、千葉県の麗澤大グラウンドで開かれたリージョナルセブンズ。
太陽生命ウィメンズセブンズシリーズの下部大会として、入替戦進出を目指して行われるこの大会。今季は入替戦が行われないことが決まっており、コアチーム昇格への道は断たれているが、上位チームには来季の太陽生命ウィメンズセブンズシリーズに「何らかの形で参加できるようにする」と日本協会・岩渕専務理事も言っており、檜舞台への登竜門という価値は変わっていない。
そんな位置づけで行われた今大会は、横河武蔵野アルテミスターズが決勝でブレイブルーヴを19-17の僅差で退け優勝を飾った。
そのアルテミスターズで、果敢なアタックで抜群の存在感を放ったのが背番号10の笹田美海(ささだ・みなみ)だった。
石見智翠館高出身の19歳。
登録選手名簿のデータでは157センチ、53キロ。
だがピッチに入るとその数字以上に大きく見える。手足の長さとストライドの広さ、そしてその手足から放たれるボールの軌道のダイナミックさが、体そのものまでを大きく見せているのかもしれない。