第77回国民体育大会「いちご一会国体」女子ラグビーが10月5-6日の2日間、佐野市運動公園で開催された。
国体は男子は成年の部が7人制、少年の部が15人制で行われているが、女子は少年・成年の区別なく7人制で行われている。
過去2年間はコロナで中止され、今回が3年ぶりの開催。
大会は、昨年開催されるはずだった三重国体に向けて設立されながら目標の大会が消えた三重パールズの選手で固めた三重が、プール戦で埼玉、青森、島根を決勝トーナメントでは大阪、栃木、神奈川を連覇して悲願の優勝を飾った。
RUGBYJAPAN365では大会DAY2の決勝トーナメントを現地取材。
流れ込んだ寒気に覆われ、冷たい雨、ボールが滑る過酷なコンディションで行われた熱戦をフォトレポートと個人ランキングをお届けする。
昨年の三重国体中止からチーム創設の目標を見事に達成した三重!
決勝は、危なげなく勝ち上がってきた三重と、準々決勝、準決勝とも延長戦を戦って勝ち上がってきた神奈川の対戦。
試合は前半1分、三重の元日本代表FW末結希が相手タックルを次々と外して先制トライ。5分には相手陣でのディフェンスでプレッシャーをかけてターンオーバーするやすかさずカウンターアタックに出て保井沙予がトライ。
7分にも相手ゴール前に攻め込み、インターセプトを狙いながら失敗した神奈川の新原がイエローカード。数的優位を得た三重はそのPKから末が再び飛び込み3トライ目。前半の3トライは三輪里佳がすべてのコンバージョンを決め、三重が21-0とリードして折り返す。