6月30日(土)〜7月1日(日)の2日間、埼玉県熊谷市の立正大学グラウンドで「大学女子7人制ラグビーフットボール交流大会〜Women’s College Sevens 2018」が開催された。
この大会は「女子ラグビーの普及・発展を目指すとともに、2020年の東京五輪で活躍が期待される世代である大学生プレーヤーの競技力向上を目標とし、全国レベルでの交流・育成を推し進めることを目的に」(日本協会HPより)開催。
2014年に追手門学院大で第1回が開催され、昨年からは開催地を立正大に移して行われている。
国内では太陽生命ウィメンズセブンズシリーズの各チームにNZなどの外国人選手が大量に加入するなど年々レベルをあげている。高校生は選抜大会がなくなったものの、サニックスワールドユース、夏のコベルコ杯、冬の花園の15人制を含めて大会が数多く組まれているが、大学は上位チーム&トップ選手は太陽生命シリーズに参戦しているものの、それ以外の選手は試合の機会が多くなかった。この大会は「将来的には男子の大学選手権に相当する大会に育てていきたい」(関係者)という構想で創設された。
出場チーム(10チーム)
【プールA】
・日本体育大学ラグビー部女子
・九州選抜
・八戸学院大学女子ラグビー部・ブレイヴルーブ
・立正大学
・千葉県大学連合
【プールB】
・神戸RYUKA
・横河武蔵野アルテミスターズ
・四国大学女子7人制ラグビー部
・RKU龍ヶ崎グレース
・追手門学院大学女子ラグビー部VENUS
このうち、完全な単独チームは日体大と追手門学院大、四国大のみ。
立正大はアルカス熊谷に参加している、流経大(RKU)はグレースに参加している他校の選手も参加。サクラフィフティーンの小西想羅(青学大1年)、加藤幸子(早大1年)らが大量加入し注目される横河武蔵野アルテミスターズもメンバーが足りず、RKUグレースから選手2人を借りて参戦した。
八戸学院大はメンバーが7人しかいないため、ブレイヴルーヴの児玉沙葵(法大2年)ら大学生選手4人と合同チームを結成。神戸RYUKAも流通科学大だけではなく、近畿地区の複数大学の選手を含む布陣で参戦。千葉大学連合は麗澤大、国際武道大の選手たちと千葉ペガサス所属選手で、九州選抜も九州産業大に九大、九共大、東亜大などの選手が参加した。
初日のプール戦は5チームずつ2プールに分かれ、各チームはそれぞれプール内の2チームと対戦。対戦相手はイコールではないが、プール戦の勝敗と得失点差でプール順位を決め、翌日は上位6チーム(各組3位まで)がカップトーナメントへ、下位4チーム(各組4位以下)がチャレンジトーナメント(7〜10位決定戦)に進むというフォーマットで行われた。