4月23日から熊谷ラグビー場で開催された、太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2022・第1戦熊谷大会は、YOKOHAMA TKMが創部11年目で嬉しい初優勝を果たした。DAY1の初戦で負傷者が出てメンバーが組めず、自衛隊体育学校PTSは途中棄権。以降は11チームによる大会となった。
DAY2に行われた全試合を写真で振り返る。
1位~8位決定戦・1 東京山九フェニックス 31 - 7 追手門学院VENUS

ニア・トリバーが圧巻のトライでフェニックスが流れをつかむ

今シーズンからフェニックスに移籍した大黒田裕芽

前半8分、自チームとして太陽生命に初参加の大竹風美子がトライをあげ24-0として前半を終える

徳永結羽

須田倫代

序盤からペースをつかめなかったVENUSだったが、ようやく後半5分室越香南がトライを返す

村田彩乃
1位~8位決定戦 三重パールズ 33 - 7 RKUグレース

ジャネット・オケロの連続トライでパールズが流れをつかみ前半を19-0とリードする。

後半2分、RKUグレースは佐々木理子がトライを決めるもこの1本のみ

後半もパールズの勢いは止まらず後半4分に片嶋佑果がトライ

後半7分パールズは末結希がダメ押しのトライ
1位~8位決定戦 YOKOHAMA TKM 39 - 0 日体大

TKMはグレイス・ククタイを起点にトライを重ねる

前半3トライを決められ0-17と苦しい展開の日体大。ハーフタイムで対応策を話す

後半2分アシナテ・サヴのトライで22-0

左にステップを切って堤ほの花を交わす内海春菜子

後半4分角川穂乃花のトライで29-0とし勝負を決めた

後半終了間際にもアテカ・レイヤモのトライで39-0でTKMが完勝
1位~8位決定戦 四国大 0 - 52 ながと

アカニシ・ソコイワサ

ボーエン・マヌフトゥの強烈なハンドオフ

後半5分クリスタル・メイズのトライで43-0

四国大・小池玉紗
9位~11位決定戦 アルカス熊谷 37 - 0 ディアナ

アルカス熊谷・山下果林

アルカス熊谷・井口瑞穂

北海道ディアナ・佐藤優キャプテン
5位~8位決定戦 追手門学院VENUS 34 - 5 RKUグレース

RKUグレース・高橋優芽花

VENUSは前半8分金芳歩のトライで15-5とリードして前半を終えた

グレースは後半もディフェンスする時間が多かった。
5位~8位決定戦 日体大 31 - 5 四国大

前半2分大内田夏月がビッグゲイン

そのチャンスを活かし日体大・梅津悠月が先制のトライ

前半5分、日体大は堀川侑愛のトライで14-0

前半終了間際、人羅美帆にもトライがうまれ19-0と日体大がリードして前半を終えた

後半インジャリータイム、四国大ラストワンプレー、辰巳美咲希が裏のスペースへキック

濱田梓がゴールに迫る

四国大全員の気持ちをボールにのせて黒田佑美がトライ
準決勝 東京山九フェニックス 17 - 5 三重パールズ

パールズ保井沙予に対してニア・トリバーのディフェンス。首にかかっているようにも・・・そのままプレー続行

アメリカ代表ニア・トリバーとケニア代表ジャネット・オケロのマッチアップは見応えがあった

後半2分にパールズは保井沙予のトライで5-5の同点に。

後半4分、ニア・トリバーのトライでフェニックスが12-5と均衡を破った

タックルを受けながらボールを活かすパールズ古屋みず希。パールズはなかなか自陣脱出できなかった

東京山九フェニックス・倉持美知

後半6分、ゴール前低く入られたタックルをものともせず、上からボールをインゴールへグランディングし勝負を決めたニア・トリバー
準決勝 YOKOHAMA TKM 24 - 19 ながと

前半1分TKM角川が大きくゲイン。22m付近までボールをキャリー

TKM濱辺梨帆が右オープンサイドへ展開

グレイスからのオフロードパスがアシナテにつながる

前半1分アシナテ・サヴの先制トライ

前半終了間際、ハーフウェイ付近で相手ディフェンスの隙間をグレイスが抜けて一気にインゴールへ

そのまま50m独走しトライ12-5とTKMがリードして前半を終えた。

ハイボール争奪戦・松永美穂、アシナテ・サヴ、レベッカ・トッフンガ

後半1分、グレイス・ククタイのトライで19-5とTKMがリードを広げた

後半1分レベッカ副キャプテンがビッグゲイン。このままトライかと思われたが

濱辺梨帆が追いついてタックル!トライをさせない!

それでもボールをキープしたながとは辻崎由紀乃がゴール中央にトライを決め12-19と1トライ1ゴール差に迫る

後半5分、ながとはアカニシ・ソコイワサがトライ。さらにその後ゴールも決まって19-19の同点に

そしてロスタイムの後半8分、アテカ・レイヤモのサヨナラトライでTKMが劇的な勝利

劇的な勝利にベンチも大興奮!
9位決定戦 チャレンジ 7 - 17 アルカス熊谷

前半7分、アルカスは井口瑞穂のトライで12-7とリードして前半を終えた

チャレンジチームで出場したサバナ・ボッドマン(日本経済大)

イングランドへ行っていた鈴木彩香が久しぶりに大会出場。若手選手の強みを引き出すプレーをしていた
7位決定戦 RKUグレース 26 - 12 四国大

四国大・黒田佑美

グレース・菅萌絵がボールをキープ。最後トライを許さずグレースが26-12で勝利し7位を決めた
5位決定戦 追手門学院VENUS 19 - 22 日体大

日体大・大内田夏月が相手のアタックを止めてからの・・・

しっかり立った状態でターンオーバー!素早いトランジションでその後人羅のトライまでつなげた

リードを許したVENUSは前半6分須田倫代のトライで7-12として前半を終えた

後半5分堤ほの花のトライで17-12と再びリード

VENUSもすぐさま須田倫代のトライで逆転し勝負あったかと思われたが・・・

フルタイムのホーンがなって日体大からボールを奪ったVENUSだったが、村田彩乃のキックが相手に入り、日体大がカウンター。堀川侑愛が自陣ゴール前10mから独走

堀川侑愛が90mを走りきり劇的な逆転トライ
3位決定戦 三重パールズ 12 - 17 ながと

前半6分追いかけるパールズは末結希がハーフウェイ付近からゲインし敵陣ゴール前までボールをキャリー

このチャンスに和田萌里がトライ5-12として前半を終えた.

後半4分パールズは保井沙予のトライで12-12の同点に。

後半は互いに譲らない展開が続いたが、後半8分、ながとはレベッカのトライで勝負を決めた
決勝 東京山九フェニックス 0 - 17 YOKOHAMA TKM

ファイナルに勝ち上がったのは、昨年の鈴鹿大会で優勝した東京山九フェニックスと初優勝を目指すYOKOHAMA TKM

前半6分、アシナテ・サヴが敵陣ゴール前までボールをキャリー。オフロードパスを放るが・・・

ボールキープできずフェニックスボールに

フェニックスのパスが乱れ、ボール争奪戦でTKM角川がボールに絡み、ニアがホールディングのペナルティ

内海春菜子がクイックスタートでトライ

新原響のコンバージョンも決まって7-0とリードして前半を終えた

フェニックス・倉持美知

グレイス・ククタイが後半6分、キックオフのこぼれ球を拾いそのままトライ

新原響と角川穂乃花の突進

優勝決定!抱き合って喜ぶ内海と阪本(背番号8)

松永美穂主将はかつてフェニックスに在籍。元チームメイトの岡田はるなと健闘をたたえあう


左から阪本結花・新原響・角川穂乃花


1位 YOKOHAMA TKM

2位 東京山九フェニックス

3位 ながとブルーエンジェルス

4位 三重パールズ

5位 日本体育大学女子ラグビー部

6位 追手門学院VENUS

7位 RKUグレース

8位 四国大学

9位 アルカス熊谷

10位 チャレンジチーム

11位 北海道バーバリアンズディアナ

自衛隊体育学校 PTS
