チャレンジチームの優勝で幕を閉じた太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2021、第1戦東京大会、恒例となった本誌選出・ドリームセブン、そしてトライオブザトーナメント、タックルオブザトーナメントをお届けする。
今回はサクラセブンズ候補が参戦。セブンズを専門的に時間をかけて準備してきたことがうかがえるレベルの高いプレーを披露。ベテランが存在感を示した一方、コロナ禍で外国人選手がなかなか来日・合流できないチームが多かったこともあってか、各チームで日本人の若手選手の活躍も目立った。新企画として、各チームで活躍した高卒1年目・シニアデビューの若手からルーキーオブザトーナメントを選考してみた。
ドリームセブン|中村知春(チャレンジ)
圧巻の統率力でチャレンジチームを牽引。PKを得れば間髪入れずにクイックタップで敵陣へGO。キックオフではハイボールを体を張って確保。「勝って当然」の重圧を感じさせないパフォーマンスでチャレンジチームを優勝に導いた。好調に勝ち進んできた東京山九フェニックスとの準決勝、横尾千里の先制トライのあとのキックオフで、フェニックス鈴木実沙紀と競り合ってボールを奪い取り、ライチェル海遥のトライにつなげたプレーは今大会ファイネストモーメントのひとつ。サクラセブンズのキャプテンであり続ける理由を自身で証明して見せるプレーだった。