相次ぐ怪我によりLO陣が不在の中、もう一度代表に戻ってきた小瀧尚弘。長く在籍した東芝ブレイブルーパス東京を離れ、神戸コベルコスティーラーズへ移籍。「自分が成長したいから決断した」(小瀧)。プロ選手としてジャパンを目指す決意を新たにした。「次の合宿に呼ばれたら全力でやりますし、呼ばれなくてまだ絶対チャンスはある」。その思いは強固なものだった。
「自分が変わろうと思ってから最初のジャージなので大切にしたい」
――ポルトガル代表戦のパフォーマンスについて
まだジャパンのスタンダードに自分が達していないと感じました。スタッツ見てもタックルの回数とか少ないですし、アタックでもいるべきところにいれなかった。アタックもタックルもしっかりとアジャストすることが大事かなと思います。
――今の日本代表の難しさや良さは?
(代表に)来てアジャストのところはシンプルに、いろんなサインだったり、他のチームとプレーに対する考え方、どこに入るなど違いがあるので、それは苦労しています。チーム一丸になるために、定期的に集まってラグビーとは関係ないレクリエーションなどチームが一つになる活動をめちゃくちゃやっている。3人集まって自分の生い立ちなど話したり、横のつながりしたりとか多くしている。みんな仲間として一つになっていきやすいかなと思います。
――最初に日本代表に呼ばれたときは若かったが、今の心境は?
最初は選ばれたときはただがむしゃらに与えられたことをやらないといけないと思っていたが、最初は入ってきたときはそう思っていたが、自分から発信することも大事だがまだできていない。必死にチームにフィットできるようにやっていきたい。これからは自分から自主的にやっていかないといけないことが増えていくと思うので、今回だけでジャパン終わらず、継続的に入っていくために必要なのでやっていきたい。
――2023年W杯に向けてどんなアピールをしたい?
トップリーグでは力強さが一つの強さだと思うが、世界相手では通用しなくなっていくので、やっぱり、勤勉に、ひたむきにチームに必要なことをやり続けるしかない。人より優れたものはないと思っているので、そういったところを前面に出していきたい。(帝京大の経験が)すごく力になっています。
――ポルトガル代表戦のレビューをもらっていますか?
今、いろいろクリップも見せていただいて、僕の関連するブレイクダウン、ボールキャリー、モールの入り方など指摘していただいた。合流して2週ですが、ある程度試合ができていると言っていただいて、これからリーグワンで僕のプレーを見てくれるとおっしゃってくれたので、リーグワンでプレーできるように頑張りたい。