アジア大会2018ジャカルタ「男女ともに目指すは金」岩渕健輔・男女7人制日本代表総監督 | ラグビージャパン365

アジア大会2018ジャカルタ「男女ともに目指すは金」岩渕健輔・男女7人制日本代表総監督

2018/08/30

文●編集部


30日から始まったアジア大会2018・ジャカルタの7人制ラグビー。競技全体のアジアでのレベルが世界と比べると低い中で金メダルを獲得することは「必須条件」だ。岩渕健輔・男女7人制ラグビー総監督に大会前に思いをきいた。

――アジア大会の目標は


岩渕健輔総監督 男女とも金メダルです。女子は去年のアジアシリーズは中国に1度も負けずに完全優勝しているので、勝てる状況にいると思います。男子は昨年のアジアシリーズは優勝していますが、2回負けて、1回しか優勝していないのでいろいろ取り戻したい。

男子は12名が全員、調子がいいです。女子はトップレベルの層が薄いのですが、ここにいる選手は経験があるので心配していない。男子は韓国、香港、中国、スリランカも(オリンピックよりも)アジア大会の方が国のサポートがあって力を発揮します。女子は中国だけでなくカザフスタンも力があります。

――アジア大会に向けて注力したことは?


男子はW杯まであまりやってこなかったラグビー的なところ、特にディフェンスでボールを取り返すところの時間を割いて取り組んできました。W杯ではカナダ、ロシア戦でキックオフ取れなくて苦戦した。キックオフの改善ももちろんですが、キックオフでボールを取れなくてもディフェンスでボールを取り返したい。ディフェンスのシステムをちょっと変えましたが、アジア相手なのでディフェンスが作用すれば間違いなく勝てると思います。

女子の一番のポイントは前半の戦い方です。W杯もそれがテーマでしたが、初戦のフランス戦でそれができなくて、フィジー戦みたいに大会を経るにつれて、最終戦の後半になったら体力勝ちすることはハッキリしている。アジア大会は、予選プールでカザフスタンに勝って1位で抜けて、おそらくその後、香港、中国とやると思うのですが、前半4分でしっかりしたゲームができれば、後半、力を発揮できる。前半どう戦うかを重きに置いています。


――他競技の方も招聘しているのでしょうか?


男子はオーストラリアからS&Cのコーチが来たり、総合格闘家の髙阪さんに来てもらったり、筑波大学の谷川聡准教授とコーチング系の方に来ていただきました。アジア大会が終わって、ワールドシリーズまでには、他の競技のオリンピアンに来ていただいたり、我々が他の競技に参加したりしていきたいと思います。今後、女子でも、男子でいいことはやっていこうと思っています。


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