8日、ラグビー日本代表は「リポビタンDツアー2025」アイルランド代表戦を前に会場となるアビバスタジアムで前日練習(キャプテンズラン)を行った。エディージャパンのディフェンスコーチとして新たに就任したギャリー・ゴールドコーチが練習後取材に応じ、ここまでのジャパンのディフェンス進化について話した。
ギャリー・ゴールドディフェンスコーチ
――どのような経緯で日本代表のディフェンスのコーチに就いたのでしょうか? そして、このオファーを受けた理由は?
長年、チームのヘッドコーチとして関わっていた頃、ディフェンスは明らかに試合において非常に重要な部分であり、試合の基盤でした。ヘッドコーチ時代も私はディフェンスに非常に多くの時間を費やしていました。そして2004年には、スプリングボクスのディフェンスを担当しました。その後も、ディフェンスと、ボールを奪って得点機会を創出する能力には常に興味を持ち続けていました。

ギャリー・ゴールドDFコーチ
ここ数年で10番と12番の役割は変化している
(ジョーンズHCから誘われた?)はい、エディーから連絡がありました。私たちは連絡を取り合っており、ディフェンスコーチとして参加する機会が生まれたのです。私は6月から現在までチームとともに活動してきています。
――以前、神戸製鋼のヘッドコーチを務めていました。その経験は今、プラスになっていますか?
ええ、それは素晴らしい経験でした。神戸製鋼での時間は本当に楽しかったです。そこで素晴らしい1年を過ごせました。もっと長くいたかったですね。ずっと日本に戻りたいと思っていました。そして今回、戻ってくる機会が巡ってきたのです。
――SO李承信選手は、過去2シーズンのリーグワンでは、10番としてほとんど出場していませんが、彼は日本代表のファーストチョイスのSOですか? 彼に10番のジャージーを託す理由は?
(李)承信は10番だと思います。神戸では、ブリン・ガットランドを獲得したため、両者を起用しようとした結果だと思います。そこで12番に収まったのだと思います。繰り返しになりますが、ここ数年で10番と12番の役割は変化しています。12番は多くの場合、セカンドレシーバー、あるいはファーストレシーバーとしての役割を担います。同時に10番の役割もこなせるのです。

李承信

