7日、ラグビー日本代表は福岡・ベスト電器スタジアムでオーストラリアAとの強化試合に向けて前日練習を行った。練習後、怪我で実戦から離れていた、姫野和樹(FL・トヨタヴェルブリッツ)、中村亮土(東京サンゴリアス)とフランス戦以来の先発出場となるSO李承信(神戸スティーラーズ)が、取材に応じた。
「久しぶりの先発…。体の芯がより強くなった」FL姫野和樹
「(個人的には)ラグビーがやれることの喜びを感じています。4月から怪我をして、もう一度、体作りにフォーカスして戻ってこようと取り組んできました。ピッチの中でも体の強さや自分の進化を見せることができたと思っています。明日の試合は久しぶりの先発ですが、一秒一秒大事にしていきたい」
左太ももの負傷からトレーニングを続け、ついに先発を迎える。
「体の芯がより強くなったと感じます。体の軽さを感じるというか。体重はかわっていないですが。走り方とか、これまでは背中の筋肉を入れてなくて自分の力を100%出せていなかった。」
7番での出場となり、代名詞とでもいうべき「ジャッカル」を目にすることができるだろうか。
「ハム(ストリング)を負傷して5ヶ月、まだ完璧な状態ではないので、(ジャッカルに)行くときの怖さがあります。背中を入れることでジャッカルにもいけると思います」
前回は後半、ソフトな失点が続き逆転負けを喫したが、後半から出場した姫野は以下のように話す。
「夏から後半の仕上がりが良くなかったのは話していましたがメンタル面の部分が大きいと思います。チームとしてのコネクションが切れて、個人的なプレーに走ってしまっていた。絆のコネクションが緩んでしまっていました。選手たちで「2ミニッツ」という言葉を作って、次の瞬間に向けてリセットする、アジャストするということにフォーカスしてインパクトを残していきたい。」