4日、ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチがアイルランド戦メンバー発表時にオンライン会見を行った。同時通訳ではジェイミーから発せられた言葉全てをカバーするのは限界があるため、編集部で再度音声から翻訳。ジェイミーからの貴重なメッセージを何回かに分けてお届けする。
1回目は、外国メディアからの質問。世界のラグビーの潮流ある「パワーゲーム」それに対してジャパンはどういうスタイルを貫くのか。
――2つ質問があります。最初に(世界のラグビーは)パワーゲームの傾向にある。それについてあなたがどう考えているか。また、ワールドカップ以降、世界で日本が地位を確立したことで、ティア1に広く受け入れられるようになりました。
私たちはパワーゲームをすることはまったく考えていません。今後もないと思います。正直に言うと、それはいくつかのチームにとっては、そうする意味があると思いますし、ご存知のように、ティア1のチームも進歩します。経験、パワー、スキル、そしてフォワードが強ければ、他のチームに大きなプレッシャーを与えることができます。特に私たちのように経験の浅いティア2チームはそのようなプレッシャーにさらされます。だから(日本代表は)違うやり方をしなければなりません。
(日本代表は)他のチームとは大部分が違います。それは大きなチームと戦わないといけないからです。もちろんそれに対処できなければなりません。私たちはボールを持っていなければ、大きなチームがFWを狙ってきます。これが常に課題だったと思います。私たちは自分たちにあったものを手に入れることができるのです。