ラグビー日本代表は29日、国立競技場でオールブラックスことニュージーランド代表と対戦し31-38と7点差で敗れた。世界最強のチームを相手に僅差の勝負をしたチームをジェイミー・ジョセフHCは「勝つのに十分なチームになった」と評価した。
チームはいい試合をしてくれた。勝てるチャンスを作った。もし勝っていたら、日本の歴史に刻まれるような試合になったと思います。チームは6週間がやってきていっしょにやってきて、チームも選手もコネクトして、41人選手がいて試合に出られない人もいて、チームを手助け、サポートしてくれた。本当にそういう選手がいたから チームとしてもいい方向に向かった。そういう選手に感謝しないといけない。本当に彼らは文句も一つも言わずサポートしてくれた
試合は最初からやりたいことが意図的にできた。勝てるまで来た、勝てるまで十分なチームになったが最終的にとどかなかった。届かなかったところを修正したい。細かいミス、ノックオン、ペナルティーなどは改善しないといけない。
――ポジティブな点を一つ挙げると
今日の試合はたくさんいいところがあったので、一つ絞ることは難しい。オーストラリアAの試合で、20点差で勝ったが(得点する)機会を与えてしまった。オーストラリアAの試合があったからこそ土台を作ることができたし、パフォーマンスにつなげることができた。
これからイングランド フランスとティア1に勝つためには一人一人が細かいミスをしてしまうと勝つことができないとわかった。ミスが多すぎたことが影響したと思う。スクラムでもいい部分はあったが、ペナルティーしてしまった。
ラインアウトはいい部分もあった。リズムを作ってゲインラインをとれた。相手のラインアウトモールをシャットダウンできた。それをやっていても勝つのは十分ではないと浮き彫りになった。選手の信念、やる気は前向きなものが見えた。