28日、日本代表候補選手で構成された「ウルフパック」は、オーストラリア、パースを本拠地とする「ウエスタンフォース」と強化試合を行い51-38で勝利した。試合後、記者会見でジェイミー・ジョセフヘッドコーチが話したこととは。
――今日の試合のディフェンスの出来は? 後半、1対1、タックルミスが多かったが。一貫性持ったプレーをしろと言っていますが50点取ったが40点近く取られた展開は。
そこの一貫性がなかった、気を抜いたところが残念なところです。リードしたにもかかわらず、後半に入ったところで、一瞬でも気を抜いたり、メンタル的にスイッチを切れてしまったりすると、フォースのような相手にすると隙を狙われます。今日の試合を総括すると10点5点。半分は良く、半分は課題として捉えています。テクニック的な問題ではなく、リードしていたとき、どういった意気込みで後半に入るか、メンタルの問題だと思います。負けていて、ビハインドだと必至にできるが、自分たちが優勢な立場のとき、どういう取り組みができるかが課題だと思います。
――サンウルブズ戦は、ブラウンHCは前半28分で最も経験値の高い3番を下げました。今日は前半、スクラムで3度のペナルティがあった。セットプレーが課題か?
まだじっくり検証していない。昨日のハイランダーズ戦はスクラムだけでなく、いろんな局面で犠牲になった部分があった。後半はフィジカルを出して、気合いを入れて臨んでいた。ハイランダーズのような強く、大きく、経験の高いチームに対して、精神面の強さがなければ、大きな失点をしてしまう。あのような負けた試合になった要因は彼(山下)だけではない。彼はジャパンにとってもスターティングの3番でもない。そこを目指している段階です。今日の3回のコラプシングはどうにでも取れる。30-10でリードしている場面ではそこまで着目はしていなかった。