2年ぶりに国内で行われるテストマッチでラグビー日本代表はワラビーズこと、オーストラリア代表と対戦し、後半ペナルティーから失点を許し、途中14人となるも立て直し23-32で敗れた。勝利のために宮崎合宿をしてきたジャパンにとっては悔しい敗戦となった。
試合を通して見えてきた課題は「修正できるもの」だったのか。試合後のジェイミー・ジョセフヘッドコーチ、ラピースキャプテンのコメントを余すことなくお伝えする。
「14回もペナルティーがあれば南アに勝ったチームに勝てない」ジェイミー・ジョセフHC
ラピースの言う通りです。7月から時間が空いての試合でしたがいいプレーができた選手も、モチベーションも高く、自分たちのいい部分も見れた。しかし、コーチとしては良い点だけでなく悪かった面も見ておかなければならない。いくつかのエリアで改善点があった。その1つは規律で、14回もペナルティがあれば南アフリカに勝利していたチームに勝てない。ミスをしたタイミングというのも影響した。これはもっと練習が必要で、ヨーロッパツアーではそういう部分を改善したい。
――4年前から成長した。新しい組み合わせで、目立ったプレー、光った選手いれば
自分としては(松田)力也がすごくいいプレーをしていたし、ゲームをうまくコントロールしていた。バランス的に良かった。ボールをもって仕掛け、クロスキックがすごく良く、成長がみられたと思います。パフォーマンスもよかったと思う。FWはプレッシャーをかけられたが自分たちはまだまだ改善できる余地がある。成長してヨーロッパツアーに向かって行きたい。
――ラインアウトでの改善点はありますか
スタッツでいうと87%と、不安はないがモールでトライを取られたのが、負けたきっかけになった。そこに関しては自分の責任なので、映像を見て次の試合に向けて改善していきたい。
――ボールインプレーの時間満足した?
自分たちの中で勢いを失ってしまった。規律がよくなかった。自分たちの速いラグビーでキックとランを使えるところもありました。しかし多くのペナルティー、イエローカードをもらって、ティア2ではなくW杯チャンピオンに勝ったオーストラリアと戦っていたので改善が必要です。