2017年6月24日、ジャパンの選手で最も観衆を沸かせたのは他でもないCTB松島幸太朗だった。ユーティリティプレーヤーである松島は、トゥポウとカーペンターの欠場で、CTBとして先発。ラインブレイクを期待されるポジションで何度となくジャパンにチャンスをもたらすランを見せた。そして前半にはトライを1本決め、インターナショナルレベルのプレーヤーとして誰もが認めるプレーでチームを鼓舞した。
――ジャパンはこの三試合で今の力を出せたのか
やろうとしていることは、少しずつ出てきました。せっかくチャンスを作って外まで振って、そこでミスとか、ターンオーバーが起こっている。あとはスキルだったり、意識の問題で変わってくると思うので、そこをどんどん積み上げていってワールドカップにピークを持っていけばいい。
――アイルランドは2年後、手に届く相手か
スーパーラグビーとか、経験している選手が日本でどんどん出てきているんで、そこをうまく使いながらこの先のゲームプランへの理解を深めていければいいと思う。
――現時点で何が足りない
外まで行った時に、大変ですけど、深さとか、浅さとか、相手は結構プレッシャーをかけていきているので、一回目でそれをやられたら今度はラインを深くしようとか、そういった相手の印象を観察しながら。チャンスなんだけど、うまくできなかったな。