自国開催、必勝が至上命題となっていたロシア戦。大きな期待と重圧はこれまでに経験したことのない状況の中、チャレンジャーとして失うものは何もないロシアのプレッシャーに苦しんだ。「普段ならありえないような状況」がジャパンを苦しめた。
35分、再び松島が2本目のトライか?と思われた場面。TMOの審議でトライは認められずノックオン。それでもロシア陣内でゲームをコントロールするジャパン。38分、ジャパンが敵陣22mでフェイズを重ね、松島が2本目のトライを決めジャパンが逆転。12-7とリードして前半を終えた。
後半3分、田村のPGで15―7としたジャパン。6分にはビッグプレーが。FLラピースが中盤で相手ボールをもぎ取ると、一気にインゴールへ。20―7とリードを広げ後半残り20分へ。ジャパンのスピードに何とかついてきたロシアだったが、フィジカルの消耗も激しく動きが落ちてきたところ、23分、田村のPGで23―10とリードを広げ、63分、松島がハットトリックとなる3本目のトライを決め30―10。ボーナスポイントも獲得。後半から投入されたメンバーもチームにエナジーを与えるパフォーマンスをみせ、しっかりとゲームをコントロールしそのままノーサイド。30―10でロシアに勝利し、勝ち点5を獲得した。