姫野和樹「今日本代表から求められていること」 | ラグビージャパン365

姫野和樹「今日本代表から求められていること」

2024/02/19

文●編集部


リーグワンが再開し、トヨタヴェルブリッツはホームに三重ホンダヒートを迎えて「東海ダービー」を戦った。序盤から圧倒したヴェルブリッツがヒートを1トライに抑え込み54‐7で快勝した。キャプテンを務める姫野和樹は80分フル出場を果たした。

その姫野は2月上旬に行われた日本代表候補合宿にも参加。年齢的にもベテランという立場になるが「リーチさんに『おっさんと思ったら負けだ!』と言われたのでおっさんと思われないようにしようかな」と練習後の取材で話した。

17日行われたヒート戦では80分フル出場した姫野

17日行われたヒート戦では80分フル出場した姫野



エディー新HCから求められていることとして、若い選手への手本となることとして「エディーが求めているものもそこだと思うし、いい手本にならないといけない。常にベストな人間、プレイヤーとなるように努力していきたい」(姫野)と語った。



姫野にとっては久しぶりのエディーHCとなるが、「変わっていない印象です。若い選手をどんどん使っていく、ラグビーもエディーさんらしいですね。ループとか、新しいラグビーを学んでいる感覚で楽しいですよ。超速ラグビー、スピード、判断、コミュニケーションのところをもっと速くしていくんだというのは、違った観点で面白い。理解、判断、スキルは経験も加味してくると思うので、周りの選手を助けられると思う」

フランスワールドカップから次のワールドカップへの第一歩が始まったが、これについて姫野は「あっという間にジャパンが始まった気がします。ワールドカップがつい最近だった気が。早いなと思いました。次のワールドカップでリーチさんは39歳ですよね。100キャップとってほしい。8年間やって32キャップなんで、(僕は100キャップは)なかなか難しいですね。今年、試合数も多くありますし、今後国際レベルで経験積むことが大事だし、そういう場が増えることは若い選手も自分にとっても必要なことだと思っています」

リーチ・マイケルと石橋チューカにジャッカルを指導する姫野和樹

リーチ・マイケルと石橋チューカにジャッカルを指導する姫野和樹



合宿では帝京大学の後輩である青木恵斗(帝京大)とタックルやジャッカルを教えている姿があった。

「(青木選手は)素晴らしい選手ですよね。めちゃくちゃ大きくて素晴らしい選手だな。大学のラグビーを見ていると、ずば抜けてフィジカル強いし、昔の自分を見ているような感覚で頼もしい。楽しみな選手の一人ですね。

青木恵斗

青木恵斗



ちょっと性格的に内気な子なので、リードしたり、必要なときに必要なタイミングで言うことを学んでいけば、客観的に自分が見れてもっと伸ばせる・若い時の僕みたいにガンガンいってくれればと思います!大学生は身体を大きくしていると思いますが、身体の使い方、技術、知識、理解度が深まればもっといい選手になると思います」




ジェイミージャパンでキャプテンを務めた姫野は、合宿とは別にエディーとはこんな話をしたという。


「今後残していくべきものとか、ジェイミー体制でどういうことをしていたか話しました
。ジェイミーの中で、8年間やってきたことは間違いない、そこにプラスアルファ、スピードに特化していく。スピードやスキルはやってきたことだったし、日本代表としての桜のプライドだったり、チーム文化だったり、レガシーという部分は残しつつ、エディーさんのやりたい方向にもっていくことは大事だと話しました」




エディーは、「超速ラグビー」とともに、「(世界ランキング)12位から1位を目指す」と公言していることについては


「それくらいのポテンシャルがあるとみなさんもわかると思うし、本当に可能性があるチームだと思います。1位になれないと思って取り組むべきではないし、トップになる、優勝する、という心意気、メンタリティーで日々過ごすことがとても重要になってくると思う。そこの自信は若い選手がすごくもっている。とてもエネルギッシュで、15年、19年、23年を見てきた世代で彼らはトップになれると思って練習しているし、僕らも思っている。そこはエディーさんが来てから変わったメンタリティーかな」



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