グビー日本代表は、JAPANXVとして1日に行われるオーストラリアAの試合登録メンバーを発表した。ジェイミー・ジョセフHCは、「テストマッチではないものの、アプローチはテストマッチと考えています。この3年で10試合しか戦っていないので、ワールドカップまでの準備期間として大事にしたい」と話した。

今回のセレクションポリシーについて、「怪我や調子の悪い選手もいるので、ベストコンディションの選手をテストマッチに想定した試合としてセレクションしています。1ヶ月後にオールブラックス、イングランド、フランス、そしてワールドカップにつながっていく。このレベルで選手ができるかどうか見据えて使っていきたい」と現状を話した。

ノンキャップでメンバー入りしたのは、SO中尾隼太（東芝ブレイブルーパス東京）とFL下川甲嗣（東京サントリーサンゴリアス）の2人。中尾については、代表に招集されながら、ここまで出番がなかったが、ようやく出場となる。

中尾隼太

「（隼太）前回は病気で出る機会がなかったが東芝での活躍も見ています。合宿でもよく頑張っていたので出場するにふさわしい」

「東芝で素晴らしいプレーを見せてくれ関心していました。自信を持ってプレーしていたし、周りの選手も彼につられて役割をしっかり果たしていた。さらに勇気あるタックルができる。12番として体の大きな相手でも体を張れる強さがある」と評価した。

ジャパンの10番は、今回の招集で田村優（横浜キヤノンイーグルス）が外れ、山沢拓也（埼玉ワイルドナイツ）、李承信（コベルコ神戸スティーラーズ）と新しい選手たちの争いとなっている。

「（3人は）違うスキルセットを持っている。李は足首を捻挫してしまってメンバーに入らなかった。来週・再来週には戻ってくるでしょう。山沢は怪我。隼太には戦術、テクニック、さらに彼の冷静さでしっかりリードしていってほしい。田村はこれまで長い間、日本を引っ張ってくれたが今回の選考には入っていません」（ジェイミーHC）