15日、大分合宿を行っているラグビー日本代表がオンライン会見を行った。WTB根塚洸雅(クボタスピアーズ浦安・東京ベイ)は、松島幸太朗と同じグラウンドで練習することについて「まだまだ足りないなと思います。でも学びながら自分の良いプレーを追加してオリジナルでもっと成長したい」と話した。
夏シーズン途中から代表に参加した根塚は、代表にもすでに馴染んでいる環境を手にしている。
「本当にフランス(代表戦)の途中から参加して、皆さんと仲良くなれたというところが結構今でかいかなと思います。わからないこととか、すぐに聞ける雰囲気があるので自分にとって大きいです」
この合宿では怪我から復帰した松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)が参加。根塚とは同じポジションでありライバルだ。とはいえ、経験値という意味では、先を行く存在だ。
「マツさん(松島幸太朗)のあの落ち着いて、相手を見てしっかりプレーするっていうところだったり、ポジショニングは、本当に自分から見ても足りないなあと思います。でも学びながら自分の良いプレーっていうのを追加して、オリジナルでもっと成長していけたらと思っています。でも本当に見ても聞いても自分が成長できる事がいっぱいあるんで、本当にいいライバルとして見させていただいてます。」
若き根塚にとって松島幸太朗はどんな存在なのだろうか。
「本当になんか。 マツさん、本当に。 バランスよくて、なんか何でもそつなくこなして、フィジカルも強くて・・・。本当になんか外にいて、本当にみんなが頼りにしている選手だと思います。自分もそういう選手になれるようにフィジカルでは他の選手に劣っても、それ以外のところで自分の武器をもっと見せていきたい。」
松島幸太朗という大きな存在に対して、根塚はどこで勝負をかけようと思っているのか。
「そうですね。やっぱりでも加速力っていうところと、思い切りの良さっていうところは、今年一年やってきて、本当に自信もってやれているところ。そこは本当に自分も負けずにやれたらいいかなと思ってます。」
「ポジション争いっていうところで言うと、マツさんだったり、同期のシオサイア・フィフィタだったり、本当に同じポジションですごい選手がいっぱいいます。その中でメンバー争いに入れないからといって一喜一憂してもしょうがない。少しずつアピールした結果が後々につながると思うので焦らず、自分の成長できる部分、しっかり学んでいきたい」
と等身大の自分を受け止めて、今できることに集中している。
「足りないところは経験値というところで、松さんだったり、サイア(シオサイア・フィフィタ)は危険察知能力、次何が起こるか予測の動きが早くて、自分はまだ足りない。バックフィールドのカバーなどもう少し伸びれば、競える選手になっていると思っています。」