大分合宿をおこなっているラグビー日本代表、田村優(SO・横浜キヤノンイーグルス)がオンライン取材に応じた。チームに合流したのはフランス代表戦の1週間後、「徐々に感覚を戻しながら、チームのプレーを覚えている」と話す。田村に染み込む経験値は計り知れないほど偉大なもの。李承信や山沢拓也など若い選手が台頭する中で、1年後のワールドカップに向けた挑戦は続く。最後に「こういう状況も心地悪くない」と話した。
「体はきついでるけど、メンタル的にフレッシュ」
――李選手が田村選手からアドバイスをもらっていると話していました。
僕がだいぶ代表から離れていて、逆にいろいろ聞いていますけど、分からないことが多いので、という感じです。 僕はチャレンジするしかないのでで、毎日頑張って覚えています。(途中合流した)フランス代表戦の1週間以降、ラグビーはこの合宿来てからしっかりやるのは初めてだったので、徐々に感覚を戻しながら、チームのプレーを覚えていくって感じです。
――春、夏はNDSでの練習時間が長かったですが、わからない部分も出てきているのですか?
そうですね。忘れやすいので。やりながら覚えていくっていう感じなんで、自分の、その肌感覚的なところと、チームのプランだったりを、すり合わせていきながら、自分の良さを出していくっていう感じです。
―― 新しい選手も増えました。チームの変化みたいなのは感じていますか?
単純に人数が多いので、みんな、よりアグレッシブという感じもありますし、今、日本代表やラグビー界ってプロフェッショナルな方向になっていっているというか、選手の意識というか、そこだけですけど、良い変化にしているんじゃないかなと思います。
(個々の選手が)よく勉強して、もちろん練習も頑張ってリカバリーもしっかりして、常にすごく集中している感じはすごく感じます。 (日本代表も)昔は悪かったっていうわけじゃなくて、昔は昔のベストがありましたけど。 ラグビーの文化かわかんないですけど、違う方向にシフトしているかなっていうのは思います。
――今、吸収しているとか新しく学んでいることはあるのですか?
(日本代表から)離れていた分、フレッシュです。体はきついですけど。メンタル的にフレッシュなところもあるので、鍛えるというか、感覚を戻しながら、高いレベルでラグビーできるような準備をしていっているという状態です。
――SOには若手がたくさんいて、ポジションを奪うという感じでしょうか?
そうですね。ジェイミーからも言われていますけど、僕自身は今最下位だと思うんで、頑張らないといけないなと思います。(チーム)に良い選手がいるにこしたことはないと思うので、僕はチャレンジして頑張っていかなきゃいけないなとは思ってます。