積み上げてきた経験をジャパンに注入する―松島幸太朗、姫野和樹がチームに合流。ライオンズ戦への思いとは | ラグビージャパン365

積み上げてきた経験をジャパンに注入する―松島幸太朗、姫野和樹がチームに合流。ライオンズ戦への思いとは

2021/06/23

文●編集部


22日、ラグビー日本代表に合流した松島幸太朗(FRA・クレルモン)と姫野和樹(NZ・ハイランダーズ)がオンライン取材に応じた。二人ともにチームに合流したばかり、まずは戦術を理解することにつとめているという。特に姫野はNZでの試合が終わり、リカバリーなして30分後には空港にいき30時間近い移動を余儀なくされ、「正直なところ心身ともに疲れていますが、それを言い訳にせず、100%のパフォーマンスをするために、いつもの準備とプラスアルファでやらなければならないことをやり、ジェイミーが信頼してくれるのであれば出場したい」と話した。


「試合までには戦術の理解を完璧にする」松島

――チームへのアジャストはどうか?


松島  戦術はまたわからない部分があるのでアタックでの戦術は徐々につめていき試合までには完璧にしたい。ディフェンスは2019年のように前にあがるのは変わらない。そのタイミング、どうやってとるかと意識しています。(2019年とは)すごく変わったという感じがしないですね。しっかり、プレーで見せる ということが一番僕ができる表現。練習でも試合でも見せていきたい。


姫野  昨日合流したばかりで、昨日から(戦術の)落とし込みをはじめました。ワールドカップの時からそこまで変わっていないですが、少し違うかなと言う感じです。まだ時間はあるので。


――ワールドカップ以来の代表戦となります。


松島  楽しみですね。ライオンズとできることはそうないですし、みんな緊張はすると思いますが、ワクワクの方が高い。新しいチームですし、楽しみの方が大きい。


姫野  すごいワクワクしています。代表活動、昨年やれていなかったので焦りの気持ちもありますが、まだまだ時間もあるので不安の気持ちもない。桜のジャージをきてプレーすることが楽しみ。着ることができるのは名誉なことですし、僕の中でも大事なことで、いつだって嬉しいです。

――海外での経験を歴てジャパンに貢献できることは


松島  ボールを持つ時にいい影響を与えることができる。一番はボールキャリーのところでゲインを切っていくという部分ですかね。


姫野  (NZで経験してきたことを)毎秒毎秒だしていきたい。自分の強みの部分、ボールキャリー、ジャッカル、SR(スーパーラグビー)でディフェンスも成長した手応えがあるのでそこは出していきたい。


――1シーズンで海外でプレーしたことで成長を感じる部分は


松島  27試合も出るとは思っていなかった。20試合はでようと思っていたのでいい経験になっていると思っています。フィジカル的にも成長できたと思います。フィジカルという部分では、最初苦労しましたが何試合もやっていくということでフィジカルの差が縮まってきた。


姫野  すべて成長したと思っています。精神面は一番気づきが多かった。自分自身でプレッシャーをかけすぎてしまった部分もあるし、気持ちを吐き出すところもなく、自分自身に向き合うことが多かった。自分がつぶれてしまっても仕方ないので、純粋にラグビーを楽しもうという気持ちに切り替えて毎週のように準備をして、気づきがあったりして、結果を出すことができたのでそこは大きかった。


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