準々決勝第3試合は、最後まで勝敗がわからない激闘となった
互いに1トライずつを取って迎えた23分、大阪桐蔭がオフフィートのペナルティ。東福岡はショットを選択。SO川添丈が確実に決めて7‐10と東福岡が逆転する。大阪桐蔭は前半終了間際。東福岡のミスに乗じて敵陣深くに入ると、このチャンスを活かしてPR国分僚太がトライを決めて12‐10と逆転して前半を終えた。


後半、優位に試合を進めたのは大阪桐蔭。何度も敵陣ゴール前に迫るも、東福岡の粘りのディフェンスの前に取りきることができない。それでも22分、SH福島悠右が逆転のトライを決める。

PR国分僚太がトライ
後半、優位に試合を進めたのは大阪桐蔭。何度も敵陣ゴール前に迫るも、東福岡の粘りのディフェンスの前に取りきることができない。それでも22分、SH福島悠右が逆転のトライを決める。
リード許した東福岡だったが、25分、すぐさまWTB平尾龍太のトライで17‐17の同点とする。

このままノーサイドとなればトライ数の差で大阪桐蔭が勝利という局面だったが、土壇場で東福岡NO8須藤蔣一キャプテンが値千金のジャッカルでペナルティ。

須藤蔣一キャプテンが値千金のジャッカルでペナルティ。
そこからアタックを仕掛けた東福岡はボールを繋いで、SO川添丈が逆転トライ。24‐17で東福岡が劇的な逆転勝利で準決勝進出を果たした。




大阪桐蔭 手崎颯志キャプテン

大阪桐蔭 手崎颯志キャプテン
ナイスファイトだったと思います。チームは春でまだできたばっかで2ヶ月半の練習しかしてない中で、ここまでこれたんは、本当にすごいなと思っています。本番は冬なんで、春は僕らはまだここや、っということでいい印を付けられた。やっぱりここを土台にして、またステップアップ、レベルアップできると思うんで、本当にいい経験ができたかなと思います。
東福岡 NO8須藤蒋一キャプテン

東福岡 須藤蒋一キャプテン
(最後のジャッカルは)自分のミスが多かったので、キャプテンとして責任とって取ってチームの勝ちに貢献できた。(後半の前半は)しっかり守りきれた。
不思議な勝ち方で、自分たちも驚いていますが、次はしっかり勝ちたい。(流通経済大柏、関西学院、大阪桐蔭と)ハードなスケジュールでしたがしっかりリカバリーして次に臨みたい。まだまだですが、少しミスが減ってきて、気持ちの部分で勝とうという意識を持つことができるようになってきた。
東福岡 SO川添丈(逆転トライ)

川添丈
(最後の場面)絶対に勝ちたかったんで、もう最後(のトライ)はそこまで自分のミスで追い詰められたところがあったんで、自分の力でチームを勝たせたいなと思って、精一杯走りました。
(個人的なミスとは)後半にエリア取りをするときにキックが外に出なかったり、逆にダイレクトに出たり、サインのときの自分の判断ミスだったり、そういったことが何回かあったんで次の試合では修正して、チームを少しでも前に出してチームを楽にさせてあげたいなと思います。

(ディフェンスで粘れていた)前の2試合で、自分たちはディフェンスの課題が出ていたんですが、この試合でディフェンスでしっかり止めることができたら、もう勝てるだろうちう話だったんで、全員で体張って大阪桐蔭さんのアタックを止めることができて良かった。
(残りの試合でどんな試合をしたいか)次の試合勝つことがチームにとって一番大事だと思うんで先を見ずに次、しっかり勝てるように頑張りたいです。